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オトコを狂わせるセクシースポーツ=新型Z4

乗っても凄いんです!

新型がいいのは、乗ってもセクシーなことだ。昔のスーパーカーには見るとキモチ良くても、乗って拍子抜けするものも多かったが、今のZ4は驚くほど全域セクシー。明らかなる自動車エンジニアリングの進化だ。最大のミソはなんといってもエンジンになる。今回は私が乗った306馬力の3リッター直6ツインターボと、204馬力の2.5リッター直6があるが、やはり前者にとどめを刺すだろう。

これは既に3シリーズなどに積まれて定評があるだけでなく、世界的「エンジン・オブ・ザ・イヤー」にも輝いている高効率な直噴ターボでピークパワーの凄さだけでなく、そこに至るまでのトルクと音が凄い。まさに官能的で、低回転域のフォォォという乾いた音から、グォォォとイッキにトルクが盛り上がり、フォンと吹けきる。BMWは6気筒エンジンにスペース効率のいいV型ではなく、直列を使い続けているが、理由はこれを感じればハッキリと分かる。このキモチいい振動と味はV6では絶対に味わえない。いいエンジンは動力源であると同時にいい楽器、マッサージ器でもある。

コーナリングも格別だ。セッティングだけでなく、フロントサスの型式も変わり、正直、旧型に比べると軽さや切れは消えたが、どっしりとしたステアリングの手応えと共に思い通りに曲がってくれる。また新型から「ダイナミック・ドライビング・コントロール」が付いたのがポイントで、これは走りのキャラクターをドラスティックに変えてくれる。具体的にはハンドブレーキ横のスイッチを操作し「ノーマル」「スポーツ」「スポーツプラス」のどれかを選ぶわけだが、全体の味付けがイッキにチェンジ。具体的には徐々に足回りが硬く、ステアリングが重く、エンジンの吹けが鋭くなる。もちろん「スポーツ」や「スポーツプラス」の方が足回りが硬めで操作しやすいのは当然だが、ノーマルでも十分にコントローラブル。普段はこれで十分だろう。

ギアボックスは2.5リッターは普通の6ATだが、3リッターターボに限っては最新式スポーツカーの常識とも言えるツインクラッチ式を採用しており、MT車並みのダイレクト感とAT並みの滑らかなシフトチェンジが体感できる。とはいえ、意識していなければ気づかないはずだ。ちなみにインテリアも直線基調ではなく、上部にたわんだ曲線基調となり、以前のZ3を引きずったクラシカルなところがなくなった。スピードメーターとタコメーターもそれぞれ独立していたのが一体化し、スッキリしたし、それでいてエアコン関係のツマミはヨコイチ4連式で妙にクラシック。絶妙なバランスだ。

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