メルセデスCLAに先行試乗。究極のモードカー
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦
それは乗り込むと実感に変わる。まずフロントシートだが、乗ったのが装備充実の「CLA250」ということもあってか、全域がリッチなマテリアルで満たされており、インパネはレッドステッチ付きブラックレザーに、リアルなアルミパネルの組み合わせ。エクステアリアのエアロパーツ同様、随所にAMGデザインが導入されており(OPのAMGエクスクルーシブパッケージを装備)、CLA独自のモードっぽさを盛り上げる盛り上げる!
ステアリングもレッドステッチ入りの本革三本スポークタイプで、座るのもかなりタイトな感触のレザースポーツシート。正直、昔のFRメルセデスにあった、無骨だがほっとする癒しはない。それどころか、逆に「ヘタにパジャマやスウェットで乗れないな…」と緊張を憶えるくらい。
だが、それこそが最新メルセデスの流儀であり、無骨さとは別の「スタイリッシュ」で「カッコいい」メルセデスの側面なのだろう。
それを確信するのは、リアシートの居住性で、タッチそのものはフロントでお伝えした通りだが、明らかに狭い。身長176cmの私がフロントに座ったシート位置で、真後ろのリアシートに座ると確実に頭がルーフに支える。コンパクトとはいえ、全長4.6mクラスで、ホイールベース2.7mの4ドア車とは思えないパッケージングだ。
メルセデスは明らかに居住性よりスタイリングを優先させたのだ。そしてその大胆さは、ある意味、兄貴分のCLSをも上回る。
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