メルセデス新型CLAの受注を開始。一回り大きくなって価格はディーゼルの472万円から
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
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メルセデス・ベンツ日本は8月27日、6年ぶりにフルモデルチェンジされた新型CLA(シューティングブレークは4年ぶり)の予約受付を開始しました。価格は、ディーゼルのCLA 200dが472万円、ガソリンのCLA 250 4MATICが534万円(シューティングブレークはそれぞれ10万円高)。納車時期はCLAが10月頃、シューティングブレークは12月頃の予定となっています。
コンパクトな4ドアクーペスタイルが受け、日本での累計販売台数が4万台を超える成功をおさめた初代CLA。二代目となる新型は全長4688×全幅1830×全高1439mm、ホイールベースは2729mmとボディサイズを一回り拡大。全幅は現行Cクラスを20mm上回るサイズとなりました。エクステリアデザインはキャラクターラインやエッジを極力廃したシンプルな造形が特徴で、低く構えたボンネットやなだらかな流線型のルーフラインによりスポーティなクーペスタイルを演出。Cd値も0.23とクラストップレベルの空力性能を実現しています。
ボディ拡大により室内空間にも余裕がうまれ、初代よりも前席の室内幅は35mm、後席の室内幅は44mm、前席のヘッドルームも17mm拡大。傾斜したラインでルーフが低く見える後席に座ってみましたが、身長170cmで頭の上にこぶし一つ分程度の余裕があることを確認できました。
インテリアはAクラスの基本デザインを踏襲し、ワイドスクリーンとジェットエンジンのタービンを想起させるエアコン送風口が水平基調の中に配され、全64色のアンビエントライトも設定。もちろん、「ハイ、メルセデス」での起動がお馴染みとなった対話型インフォテインメントシステムのMBUXも搭載されています。
CLA 200dには最高出力150ps、最大トルク320Nmを発生する2.0L 直4ディーゼルターボを搭載。トランスミッションは8速DCTが組み合わせられます。排出ガス処理には2段階のSCR触媒などで窒素酸化物の処理能力を高めた最新システムを採用しました。CLA 250 4MATICには同224ps、同350Nmの2.0L 直4ガソリンターボを搭載。実績のある7速DCTとの組み合わせとなります。
高速道路などの走行時に先行車を認識して速度に応じて車間距離を調節し、渋滞時に自動停止した際に30 秒以内に先行車が発進した場合はドライバーがアクセルを踏まなくても自動で再発進する「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)」や、車線のカーブと先行車、車線が不明瞭な道ではガードレールなどを認識して車間を維持しながらステアリング操作をアシストする「アクティブステアリングアシスト」、ウィンカーを点滅させるだけで車線変更できる「アクティブレーンチェンジングアシスト」など、Sクラスと同等の安全運転支援システムを設定しました。
日本では昨年10月に導入されたAクラスを皮切りにBクラス、Aクラスセダン、今回のCLAとコンパクト群を立て続けに発表し、それぞれのモデルで上手にターゲットを定めて新規顧客を獲得しているようです。Aクラスは既に受注8000台ということですが、この快進撃はしばらく続きそうな気配です。
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