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【まるでジェット機】ポルシェ「911」を本気で狙ったフランス車。「アルピーヌV6ターボ」が“超高速浮遊体”と呼ばれた理由

【まるでジェット機】ポルシェ「911」を本気で狙ったフランス車。「アルピーヌV6ターボ」が“超高速浮遊体”と呼ばれた理由

アルピーヌ V6ターボ

「V6ターボ」の走行感覚は“ジェット機”感覚の味わい

一方、80年代に登場した“超高速浮遊体”のアルピーヌV6ターボは、未来的な走行フィールを持ったリアルスポーツだった。その走行感覚は、走るというより浮遊するイメージーージェット機感覚の味わいは、鮮烈だった。

ルノーの熱烈なエンスージアストだったジャン・レデールが、1953年に生み出したアルピーヌ各車は、ラリーフィールドをはじめ数々のモータースポーツ・シーンで大活躍を飾り、その名声を確立する。

1973年以降はルノーの一部門となり、その活動の幅を広げた。1985年に登場したV6ターボは、ポルシェ911などをターゲットとする本格2+2GTだった。

4330×1750×1190mmの圧倒的に低く、ワイドなボディは、プジョー「206CC」の開発などでも知られるフランスのコーチビルダー、ウリエーズ(ユーリエ)が基本デザインを担当したといわれている。

シャープな面構成を特徴としながら、徹底的な空力対策を施し独自の個性を発揮した。Cd値は当時世界最高レベルの0.28。ボディパネルはアルピーヌ伝統のFRP製で、軽量化にも意が注がれている(車重はターボで1210kg)。

インテリアのデザインを手がけたのは、ランボルギーニ「カウンタック」や「ランチアストラトス」で知られるマルチェロ・ガンディーニである。ビジネス機器のように、あえて機能優先で仕上げたクールな造形は、エクステリアのイメージとよく似合っていた。

ドライバー寄りにオフセットマウントした5速MT、手元に配置した空調コントロールなど機能性にも留意され、シートはルノーの一族らしく大振りで、しかもクッションがぶ厚い。

+2の後席スペースは、短時間であれば大人も乗れるスペースを確保していた。911よりも実用性は高く、無駄なスペースはいっさいない。

スポーツカーにふさわしい適度なタイト感と、大きな開放感を両立していた、その空間設計は見事だった。

(次のページに続く)

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