【まるでジェット機】ポルシェ「911」を本気で狙ったフランス車。「アルピーヌV6ターボ」が“超高速浮遊体”と呼ばれた理由
掲載 carview! 文:koensha 1
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駆動方式は、アルピーヌ伝統のRRだ。リアオーバーハングに縦置きマウントしたのは、もともと高級サルーン用に開発したPRV(プジョー・ルノー・ボルボ)製のV6ユニットである。
ターボは2458ccの排気量から200ps/29.6kgm(約290Nm)をマークした。ただし日本仕様は、排気ガス対策済みのキャタライザー付きのため185psに出力がドロップしている(本国にはNA版もあり、NA版は2843ccの排気量で160ps/23kgm)。
V6ターボの走りは個性に満ちていた。ボディサイドに配されたプッシュボタンを押してドアを開け、低いポジションに身を沈める。
独特なのはエンジン音だ。サルーン用ユニットをベースにしているだけに、アイドリング時は非常に静粛。走っていてもスポーツカーとしては極めて静かだ。
耳を澄ませば、やや野太い排気音が届くのだが、リアエンジンという構成もあって音が後方に抜けていき、とにかく静かなイメージなのだ。
この感覚は、スピード域が上がれば上がるほど際立つ。入念な空力処理の効果もあり、不快な風切り音もなく、エンジン音も耳に届かない。しかし、前方のアスファルトだけは猛烈な勢いで後方に飛んでいく。この不思議な感覚はV6ターボ独特。
たっぷりとしたストロークを持つサスペンションが、飛ばすほどにフラットな乗り味になることもあり、まさに走るというより、路面すれすれを飛んでいる感触なのだ。まさに「超高速浮遊体」である。
V6ターボが最も精彩を放つのは高速クルージング。ワインディングロードでも基本ポテンシャルは高いが、それ以上に高速クルージングが心地よかった。
1991年には、大型ブリスターフェンダーと16インチ径のメッシュアルミを装着した限定車「ル・マン」が登場したが、ル・マンは太くなったタイヤと固めた足回りの影響か、独特の浮遊感覚が希薄になっていた。
ベストバランスは、ノーマル版のV6ターボである。
(終わり)
(写真:アルピーヌ)
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