カービュー仕様のロードスター、筑波を駆ける!
掲載 更新 carview! 文:伏木 悦郎/写真:北畠 主税
掲載 更新 carview! 文:伏木 悦郎/写真:北畠 主税
使用マシンは、マツダ・ロードスター NR-A。NC型ロードスターのレース仕様ベースモデルとして販売されているカタログモデルで、5速MTにビルシュタインの車高調整付きダンパー、トルセンLSD、ストラットタワーバー、本革巻きステアリングなどを標準装備している。これに実戦参加に必要なロールケージや4点式フルハーネス、牽引フックなどを付加し、助手席を廃して単座としたのが「メディア対抗4耐仕様」だ。
NR-Aは、マツダが後援するナンバー付きでレース参加が可能なワンメイクレース「ロードスター・パーティレース(主催:ジャパンNR-A レースアソシエーション)」への対応を基本とするモデルだが、4耐仕様はサーキット専用仕立てとなっている。ちなみに今回出場した25台のマシンは、すべてマツダによって用意されたもの。レース車両を借り受けて戦う仕組みは確かに贅沢だが、これはイコールコンディションを期した結果でもある。マシンは毎回抽選で配分されることになっているのだ。
もちろんレースの格式は、歴としたJAF公認競技。当然、国内A級以上のライセンスが求められ、身に付ける装備もFIA公認ギアが必要となる。今年からその要求レベルが引き上げられたということで、30年来のお付き合いとなる「アライ」の大宮本社に赴き、チーム全員お揃いでヘルメットを新調していただく。スーツ、シューズ、グローブもGT選手権ドライバー並みにアップグレード。エントリークラスに過大な出費を強いるのはいかがなものだろう。ま、なにはともあれ、マシンとウェアの格好だけはついた。そして、肝心のレースはどうだったかというと…。
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