メルセデス新型SLK、「点数評価」の結果は?
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:篠原 晃一
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ロングノーズ&ショートデッキの基本フォルムを変えずに、前述した雰囲気を漂わせたことがまず新型の大きな魅力だが、同様の進化が中身にもある。
潜り込むように座るスポーティなシートポジションはそのままに、インパネやセンターコンソール周りのシルバー加飾がアクセントになり、ウッドやアルミパネルの存在感が増して高級感が大幅に向上。さらに「AMGスポーツパッケージ」を選択すると、ハンドルやシートに赤ステッチが入るとともにシートベルトも赤くなり、さらに高級感が向上するので、スポーツテイストを好む方にだけでなくお勧めだ。
装備においても、2代目で好評だった首元を暖めて快適なオープンドライブ環境を提供する「エアスカーフ機能」に加え、電気を流してクリアガラスを曇りガラスにする「マジックスカイコントロール パノラミックバリオルーフ」をオプションで新採用して、クローズ時でも開放的なドライブを楽しめるようにしてきた。ちなみにルーフ部が赤外線および紫外線カットのポリカーボネートとなる「パノラミックバリオルーフ」の設定もあり、マジックスカイルーフと同様、ルーフを閉じていても明るさと開放感を味わえるので、より優雅に移動したい方には必須の装備だろう。
物理的な室内の広さにおいては2代目と大きな差を感じないが、ドリンクホルダーをシフトレバー後方の使いやすく、またシフトレバー操作の邪魔にならない場所に設置したり、夜間の室内にアクセントを加えてちょっと"やらしい"雰囲気を漂わすアンビエントライト機能も採用された。このようにデザインや機能そして使い勝手などを満遍なく向上させた新型SLKだが、最もインパクトを受けたのは、これから述べる走りの部分だ。
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