メルセデス新型SLK、「点数評価」の結果は?
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:篠原 晃一
新型SLKのラインナップには、184ps/250Nmを発生する1.8リッター直4・直噴ターボエンジンの「SLK 200 ブルーエフィシェンシー」と、306ps/370Nmを誇る3.5リッターV6に直噴リーンバーン燃焼を取り入れた「SLK 350 ブルーエフィシェンシー」がある。
イメージ的には、直噴ターボで車両重量が100kg以上も軽いSLK200(11.8km/L)の方が燃費に優れると思うだろうが、カタログ燃費が示すように実燃費でもSLK350(13.2km/L)の方が優れる。その要因は、アイドリングストップ機構が付くことと、直噴成層燃焼で実現できたリーンバーン燃焼が関係する。
このリーンバーン燃焼方式はメルセデスとBMW(直4エンジン)しか持っておらず、コレから先、まだまだガソリンエンジンの進化の可能性は残っているが、現時点でのトップランナー技術である。またSLKのアイドリングストップ機構は、信号待ちでブレーキを緩めてしまいエンジンが再始動しても、改めてブレーキを強く踏めば再び停止するなど、シンプルで使いやすいロジックになっている点がいい。
走りにおけるSLK350とSLK200の差は、歴然とある。だがそれはどちらが優れるという話ではなく、キャラクターが違うと考えた方が良い。SLK200は、車重がSLK350より100kg以上も軽く、さらにはその大半がエンジン重量によるものなので、結果としてフロント周りの軽快感が大きく増す。スポーツテイストの強いSLKのキャラクターを極限まで煮詰めたかのように、ステアリングを切った瞬間からクイッとフロントが旋回しだし、鋭く機敏にどこまでも曲がる感覚がある。もちろんボディ剛性が高くリアが追従するので、不安定な姿勢にはならない。
だがその軽さゆえに(高次元での比較ではあるが)SLK350と比べるとギャップでクルマが若干はねるなど、全般的にクルマの動きに落ち着き感が少なめ。一方のSLK350は、十二分なスポーツテイストを持っている上に、しっとり感や路面の張り付き感さらには快適性が高いので、値段を気にせずどちらにするか悩んだ際は、SLK350を選択することをお勧めする。
ちなみに両者ともにスムーズに素早くシフトアップをこなす「7Gトロニック プラス(7速AT)」との相性も良く、街中からスポーティドライブまで、シチュエーションに左右されず常に扱いやすい。個人的にはやはり、よどみなく高回転まで吹け上がる特性、さらに気持ちよい排気音という観点でも、ノンターボのSLK350が魅力的に思える。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
日本の「ペダル踏み間違い防止技術」世界のスタンダードに! 事故抑制のため国際論議を主導
90年前の“博物館級”のオートバイがオークションに登場 “2輪界のロールス・ロイス” 1936年製ブラフ・シューペリアがカッコ良すぎる
HRC渡辺社長、フェルスタッペンの4連覇を祝福「ホンダ/HRCとしてサポートし続けてこられたことを誇りに思う」
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
本拠地の欧州で「メルセデス・ベンツのタクシー仕様」シェア急降下! なぜ? 「“ベンツのタクシー”に乗れたらラッキー」な時代が到来するのか
「銀の皿」に「レジ横のガム&タバコ販売」に1000円以下のメニューと「ザ昭和」がたまらない! トラック野郎を癒し続ける「采女食堂」はぜひ立ち寄るべし【懐かしのドライブイン探訪その5】
ラッセルが今季3度目のPP獲得。ガスリーと角田裕毅がQ3で健闘見せる【予選レポート/F1第22戦】
F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
【次期ティアナ?】日産が“美形”セダン「N7」発表。中国でBYDとシャオミの上級モデルに殴り込み
現行型が今も販売好調な「フォレスター」だが、日本のユーザーが選ぶべきは…やはり新型である理由
800万円は高いか安いか!? レトロ風で最新の安全装備充実!ミツオカ創業55周年記念車「M55」発表
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!