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【遊んでいる場合じゃない?】赤字転落の日産が「ニスモフェスティバル」中止に踏み切った理由を投資家目線で考える

【遊んでいる場合じゃない?】赤字転落の日産が「ニスモフェスティバル」中止に踏み切った理由を投資家目線で考える

昨年の日産「ニスモフェスティバル」の様子

赤字続きの日産、最優先は徹底的な「コストカット」

日産の主力マーケットであるアメリカ市場ではトランプ関税が猛威を振るっています。最終的に自動車関税は27.5%から15%に引き下げられましたが、前年までは2.5%だったことを思えば、アメリカの自動車市場が活況になるとは考えづらいのも事実。

エスピノーサ体制になって発表された経営再建計画「Re:Nissan」では、2026年度までに営業利益の黒字化を目指すとされていますが、話題になっている追浜工場を含めて7つの生産工場を統合・閉鎖するなど、固定費の削減を軸としたもので、それだけで成長戦略が描けるとは思えませんが、現状ではコストカットするほかないのが日産の実情なのでしょう。

再建計画を進める原資として、7月には総額8600億円の社債を発行しています。多くの投資家が社債を引き受けたことで、日産は多額の予算を手にすることができました。

しかし、この社債を引き受けた投資家の立場になれば、「ファンサのために投資したのではないぞ」と言いたくなるでしょう。金銭的には影響が少なくとも、経営再建に向けて資金を効率的に活用すべきタイミングでのイベント開催は、筋が悪いと考えるのも妥当です。

思えば、世界的不況となるリーマンショックが起きた2008年には、ホンダのF1撤退、スバルやスズキのWRC撤退などモータースポーツ活動自体の縮小が見られました。モータースポーツがブランド価値につながる宣伝活動だとしても、上場企業としては株主への責任という視点から継続できない状況もあることは歴史が証明しています。

モータースポーツ活動全般からの撤退ではなく、ニスモフェスティバルの中止といった“小事”にとどまっているのは、日産モータースポーツのファンからするとせめてもの救いかもしれません。

<次のページに続く>

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