BYDが日本専用のBEVを開発中!? 「N-BOX」や「スペーシア」を狙う“軽スーパーハイトワゴンBEV”襲来のうわさ
掲載 carview! 文:山本 晋也 19
掲載 carview! 文:山本 晋也 19
本来的にプロダクトというのは、ユーザーが求める商品であるべきです。スクープ情報の通りに、BYDがスーパーハイトワゴンの軽BEVを用意したとすれば、それはユーザーニーズに応えるという、メーカーとしての正しい姿勢といえるでしょう。
日本独自の軽自動車は、グローバルモデルとして応用するのが難しい規格といわれています。BYDも日本専用モデルとして開発するとアナウンスしていることからも、グローバルモデルを小さくしただけでは日本の軽自動車市場で勝負できないことは重々承知しているはず。
つまり、日本専用にまったく新しいBEVアーキテクチャーを開発していると考えられます。
当然、多大な開発コストが発生するでしょう。そのコストを「日本の軽自動車市場だけで回収するのは難しいだろう」という声もあります。
しかし、赤字覚悟で軽自動車マーケットに参入してくるという経営判断はあり得ないでしょう。勝算があるからこそ、日本向けに専用モデルを開発しているはずです。
そうした勝算のひとつには、BYDのルーツがバッテリーメーカーであり、BEVのコストアップ要因であるバッテリー調達において優位性があるのかもしれません。
また、あくまで筆者の想像ですが、軽自動車マーケットにおけるBYDの勝算という視点で考えると、王道であるスーパーハイトワゴンから参入するという戦略は非常に納得感があります。
ユーザーがもっとも求めているスタイルですし、さらに日本のメーカーはスーパーハイトワゴンのBEVをラインアップしていませんから、ライバル不在といえます。
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