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ライバルの“2倍”売れるノアヴォクはそんなにスゴいの? セレナやステップワゴンを積極的に選びたい理由

実際の価格帯はそれほど変わらない

一部では、ノアが売れている理由について「スターティングプライスが260万円台と価格が安いから」という指摘もありますが、実はこのライバルモデルの価格帯は大きな差はなかったりします。

実際、グレードを絞ったヴォクシーの価格帯は309万円~396万円。

ステップワゴン(316万9100円~406万6700円)やセレナ(276万8700円~479万8200円、最上級のルキシオンを除くと~373万100円)と、それほど変わらい価格設定という印象も受けます。

じつは、Mクラス・ミニバンについてはかつてほどノア/ヴォクシーが売れているというわけではありません。

前述した2024年上半期の販売実績における前年比を見れば、とくにステップワゴンが倍増しているのがわかります。

直近2024年7月の販売実績は4モデルとも前年比割れですが、その中でもステップワゴンやセレナが僅かなダウンに抑えているのに対して、ノア/ヴォクシーは70%台と大きく落としていることがわかります。

■2024年7月販売実績 ※自販連調べ
・セレナ|7607台(前年比94.3%)
・ノア|7052台(同72.4%)
・ヴォクシー|6831台(同78.9%)
・ステップワゴン|4416台(同96.8%)

Mクラスミニバンにおいてノア/ヴォクシーが支持を集めているのは数字から明らかですが、前年比を見るとセレナやステップワゴンを選ぶユーザーが増えているのも事実です。

ちなみに、各モデルのガソリン車のパワートレインをみると、セレナとノア/ヴォクシーは2.0Lエンジンとなっていますが、ステップワゴンは1.5Lターボエンジンとなっています。

ターボだからといってパフォーマンスが大幅に高いというわけではありませんが、排気量が小さいことで自動車税の負担がワンランク軽くなるのは、ファミリーカーとしては隠れたメリットかもしれません。

<終わり>

>>【267万円】売れてるミドルサイズミニバン「ノア」の最安グレード“ガソリンのX”はアリかナシか?

>>Mクラスミニバンのコスパ×複合勝負はノア/ヴォク優勢。その理由&納車状況も解説!

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