「日本のクルマといえばミニバン」と言われる日が来る? 新型「アルファード/ヴェルファイアPHEV」豪華進化の変遷をひもとく
掲載 更新 carview! 文:小林 和久(株式会社ヘンシュウシャ) 38
掲載 更新 carview! 文:小林 和久(株式会社ヘンシュウシャ) 38
さて、当初は主にデザインでキャラクター分けされてきたアルファードとヴェルファイアですが、今回のモデルから、走りの方向性でもそのキャラクター分けがなされています。アルファードが快適性重視、ヴェルファイアが走り重視といった具合です。
もちろん、どちらも平均以上の快適性や、他のミニバンを凌駕する走りを備えて、あくまでも方向性の振り分け方の違いとなっているわけですが、これはPHEVモデルでも共通したキャラクターとなっています。
グレードと価格は「アルファードPHEVエグゼクティブラウンジ」が1065万円、「ヴェルファイアPHEVエグゼクティブラウンジ」が1085万円。
20万円の差がありますが、「アルファード エグゼクティブラウンジ」のHEVではタイヤが225/65R17なのに対し、PHEVはいずれも225/55R19で、装備に差はありません。
PHEVがもたらすメリットは、電動走行による高い静粛性とスムーズで力強い走りの良さなどに加え、後席のVIPを待機している間のドライバーがエンジンをアイドリングさせずに快適な室内温度を保って待っていられる、なども考えられます。
今どきの高級ホテルや夜の銀座でも、アル/ヴェルのシェアの高さは目を見張るモノがありますので、PHEVの機能は非常に有効だといえるでしょう。
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