激安BYD「ドルフィン」発売でザワつくEV価格破壊の衝撃波! 「リーフ」といろいろ比べてみた
掲載 更新 carview! 文:編集部 167
掲載 更新 carview! 文:編集部 167
9月20日、BYDが日本向け第2弾となるコンパクトEV「ドルフィン」を発売しました。おどろくべきは363~407万円という価格。
どのへんが驚異なのか…まずは参考までに、2022年に登録車(軽自動車を除く)で最も売れた「リーフ」と簡単に比較してみましょう。
>>【中国EVの黒船!?】BYDの第2弾「ドルフィン」は日本で何台売れれば成功か考えた
>>上陸から半年経ったBYDの現在地。ランボ顔150万円EVでゲームチェンジなるか?
>>食わず嫌いはもったいない。BYD「ATTO3」は“ごくごくフツー”のBEVだった
<価格>
ドルフィン|363万円
リーフX|408万1000円(※Xはベースグレード)
<ボディサイズ>
ドルフィン|全長4290×全幅1770×全高1550mm
リーフ|全長4480×全幅1790×全高1540mm
<ホイールベース>
ドルフィン|2700mm
リーフ|2700mm
<バッテリー容量と航続距離>
ドルフィン|44.9kWh/400km(リン酸鉄リチウムイオン)
リーフ|40kWh/400km(リチウムイオン)
ボディサイズはリーフより若干小さい程度ながら、実質的な室内の広さの目安になるホイールベースは同値、バッテリーのタイプは違うものの、容量や航続距離も互角です。

上で比較しているリーフの「X」グレードはACC機能(プロパイロット)などが有償OPとなるビジネス向け車両というイメージなのに対して、ドルフィンは標準モデル(航続距離400km)とロングレンジモデル(同476km)の航続距離が違うだけの2グレード構成ということもあり、標準モデルでもほぼフル装備。
ACCや前後クロストラフィックアラートなどの先進安全装備はもとより、ビーガンレザーの内装、12.8インチの縦横回転式電動タッチスクリーン(リーフXも9インチナビを装備)など、かなり充実した装備内容となっています。リーフの場合、ある程度充実感があるのは一つ上の「X Vセレクション」グレード(431万8600円~)となり、70万円近い価格差になってしまうのでした。
これに国のCEV補助金も勘案した場合、型式認定を取っていないドルフィンは65万円、リーフは上限の85万円と20万円の差がつくものの、お買い得感はまだまだ有利。もちろん長年EVを手掛けてきた日産ならではの乗り味の良さや、ブランドへの信頼感といったアドバンテージはあるでしょうが、ドルフィンが強力な黒船的存在であるのは明らかです。
都内のBYDディーラーに聞いたところすでに試乗車もあるとか。また、日本メーカーと違い半導体不足などの影響を受けていないということで、納車は数週間から1ヶ月程度と、せっかちなユーザーもお待たせしない感じになっているようです。

とうわけでいろんな意味で台風の目となりそうな「ドルフィン」。中国アレルギーなユーザーも少なからず存在すると思われますが、圧倒的なコスパを武器にブランドとしての信頼を築けるのか? 一部界隈では日米貿易不均衡問題なども喧伝されていますが、今後の展開に引き続き注目です!
>>BYDの日本導入第1弾・ATTO3ってどんなクルマ?
>>ATTO3のユーザーと専門家の評価はこちら
>>ATTO3の中古車情報はこちら
>>ATTO3の気になる点は? みんなの質問はこちら
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
ランドクルーザー・ハイエース向けカスタムパーツ、200点以上をオンライン販売開始…FLEX
JAL公式X、なぜ「転売は絶対やめて!」と投稿?→同社の回答は …「常識」レベルの“当前のルール”をあえて周知したワケ
バイク乗りなら一度は行きたい! 「キャンプツーリング」って実際どうやるの? 準備から設営まで“リアルな流れ”とは
トヨタ最新「“5人乗り”ワゴン」が凄い! 「シエンタ」サイズのボディに“めちゃ広ッ車内”&「大開口スライドドア」採用! 最上級より「20万円以上オトク」なジャパンタクシー最安モデルとは?
リンドブラッドがアラムコ・ベスト・パフォーマンス賞受賞。F2最年少優勝記録を讃えて
ジェイテクトサーモシステム、新型半導体熱処理装置を発売…AI・5G市場を支援
【第656回】12/13(土) THE MOTOR WEEKLY放送予告!
中国CATL、リチウムイオン電池の道路輸送免除資格を国内初取得…安全輸送で新基準
新車270万円から! マツダ「“新”小さな高級車」発表! 全長4.2mサイズに豪華「白&ブラウンレザー」設定! 快速ディーゼルターボもある「CX-3」ラインナップ整理で1グレード化
JAFが災害支援車などを展示、ロードサービス体験イベントも…ジャパンモビリティショー福岡2025
新車618万円! スバル新型「ワゴンSUV」まもなく発売! 史上最大“横長”モニター&広びろ荷室採用! パワフルユニット搭載で加速がスゴい新型「トレイルシーカー」米国仕様とは!
スーパーFJ日本一決定戦や「Yaris Cup」特別戦など、富士で2日間9レース開催…12月20日・21日
【黒でキリッと仕上がった】ホンダ「N-BOX カスタム」に“ブラックスタイル”新登場! 専用ブラック加飾×充実装備の特別仕様車が発売
ディーゼルがなくなった点が惜しまれる。新型「CX-5」は本当にフルモデルチェンジといえるのか?
全長5mオーバーの「LS」級サイズになった新型レクサス「ES」は2026年春発売。大型インフォ画面やフレグランスの未来感ある演出にも注目
「ヴェゼルRS」の販売が好調! 近年各社から“スポーティグレード”が多数登場している興味深い背景
【トヨタ「GR GT」は“世界と戦える”のか?】V8ハイブリッド×アルミ骨格の怪物スペックに潜む弱点と、成功するための“決定的な条件”とは
新型トヨタ「ハイラックス」をタイで現物取材! 耐久性・走行性能・乗り心地の3本柱で進化した中身のポイントとは?
【まさかの展開】ガラパゴス扱いだった軽が欧州標準に? EU「Eカー」構想が映し出す中国EVの脅威と日本の軽への期待
トヨタ新型「ハイラックス」の国内仕様はディーゼルのみ。豪州のBEV仕様は“鉱山向け”という割り切った電動化プラン
【激戦】の軽スーパーハイトSUV。新型「デリカミニ」が「N-BOXジョイ/スペーシアギア/タントファンクロス」を追い詰める!?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!