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三菱アウトランダー、超シブ技術がてんこ盛り

内外装は写真で見るより高品質

しかもそれが見事なまでに走りに出ている。元々アウトランダーはボディ剛性がしっかりした手応えのあるクルマだったが、今回は確実に乗り心地がしなやかかつ静かになった。

ボディ剛性の強化や軽量化もさることながら、エンジン重心が低くなったことも効いてて、まずボンネットを開けるとヘッドの位置がかなり低い。これはDOHCからSOHCに変えた事による恩恵で、頭を軽く薄くできたのだ。これにより無駄なロールがなくなり、足を柔らかくすることができたという。一方、動力性能は必要にして十分。特に下からトルクのある2.4リッターならば、7名フル乗車でも不満は憶えないだろう。

また、根本的なところではインテリアのクオリティが1ランクも2ランクも上がった。黒いつや消しの樹脂はソフトタッチで見た目の質感も高いし、ナビモニターの周りには高品質なピアノブラックパネルが。インテリアデザインそのものも特別高級ではないが、SUVにありがちなそっけないものじゃなくなった。

肝心のエクステリアだが、コイツがまた思い切った大胆チェンジ。今までの三菱SUVはどうにも肉食系というか無骨で男性的なフォルムが多かったが、今回は丸みを帯びたフランス車チックなフォルム。独特のパジェロ譲りのヒゲ模様みたいなグリルをはじめ、前後バンパーサイドの丸みを帯びたエラみたいな部分が特徴で、一瞬戸惑うが、実物は結構カッコいい。このあたりは好き好きだが、写真だけで見るよりはよっぽどいいと言っておこう。

また細かいところでは7人乗りの3列目は相変わらず足元は狭いが、シートクッションが段違いに豊かになり、座り心地は格段に向上した。

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