新型Q7、燃費7%向上!回生ブレーキ採用も
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:中野 英幸
外観上の変更点はそう多くないが、新しいデザインになったシングルフレームやLEDになったポジションランプが近ごろのアウディらしいモダーンな印象を与えている。輸入車メーカーの中でも特にアウディはLEDの採用に熱心だが、デザイン性だけではなく、低燃費化できることも採用理由のひとつだ。
例えば、一般的なポジションランプを市販のLEDランプに変えると、消費する電力の量を1/10程度まで下げることができる。日中のポジションランプの点灯が義務付けられているヨーロッパでは、その効果はさらに大きい。
重厚感のあるドアを開け、立派なサイドシルに足をかけて運転席に乗り込む。クーペ風のルーフラインのおかげで外見はしゃきっりとスマートな印象だが、乗り込んでみるとSUV特有の高い視点だ。SUVの支持者に実は女性が多いのは、こうした視線の高さやがっしりとしたボディに守られるフィーリングが好まれるのだろう。全長×全幅×全高=5090×1985×1740mmと大柄なボディサイズゆえに、室内空間の広さには文句のつけようがない。この手のSUVではたいてい太いAピラーが視界をさえぎることが気になるのだが、Q7では右ハンドル化してもそのあたりの処理が上手い。もうひとつ、日本特有のルールだが、サイドビューカメラの表示も上手に配置されており、、外観はもとよりインテリアの雰囲気も壊していない。
プレミアムSUVを名乗るだけあってインテリアの質感は高い。標準仕様でもクリケットレザーが奢られており、4色のシート地、4種のウッドパネルを選ぶことができる。また、予算に余裕があれば、スポーツシートとアルミパネルが組み合わされるSラインを選んだり、11色のトリム、7種類のウッド、34色のボディカラーなどの多様な組み合わせからチョイスできるエクスクルーシブ・プログラムを選択することもできる。試乗モデルには、3列目シートの頭上まで広がる大きなグラスルーフが付いていたこともあるが、室内は明るく開放的。デザイン性を気遣いながらもグラスエリアを確保して開放的で明るい室内空間を作り出している。
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