魅力を増した新型XVは、スバルSUVの次世代エースになれるか?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:SUBARU
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オンロードよし、オフロードよしのXVに弱点があるとしたらエンジンだ。エンジンはいずれも水平対向4気筒DOHCの1.6リッターと2リッターの2種類。コストの関係で1.6リッターがポート噴射、2リッターが直噴という違いはあるが、どちらもこの排気量の自然吸気エンジンなりのパワーをもっている。
力が不足しているということはないが、運転して楽しいエンジンではない。近頃は低回転からもりもりとトルクを発する過給器付きエンジンに慣れてしまっていることもあって、XVのエンジンが自然吸気で、ある程度回さないと力を発しないことも物足りない。もちろん2リッターのほうが力強いが、どちらかがどちらかに比べて良いとも悪いとも感じなかったので、価格と相談して決めればよいと思う。
「レヴォーグ用の1.6リッター4気筒ターボエンジンがせっかくあるんだから載せるといいんじゃないですかね?」。井上正彦プロダクトゼネラルマネージャーにこう尋ねたところ「排気の取り回しが異なるので即座に載せることはできませんが、できないわけではありません」と玉虫色のお答え。時期はまったく予想が付かないが、いつかは出そうな気がしないでもない(←これも玉虫色)。
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