BYDの新型セダン「シール」は乗るとどう? 中華高級EVのガジェット感とコスパは日本で通用する?
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:編集部 20
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クルマもケータイも新しいモノ、珍しいモノ好きのみなさんこんにちは。6月25日に日本で正式発売されたばかりの中国BYDの導入第3弾モデルとなる「シール(SEAL)」(528万円~)に先行試乗してきたのでご報告です。
シールは、「アット3(ATTO3)」(450万円~)、「ドルフィン」(363万円~)に次ぐ日本導入第3弾モデル。何を隠そう担当は2022年に3モデルの日本導入が発表された時、シールだけは導入が実現しないのでは? と高をくくっておりましたごめんなさい。
というのもシールはDセグメントのスーパーカー風スポーツサルーンで、価格帯は500~600万円台と日本でもプレミアムな価格ゾーンに入ります。いかにBEVの販売台数でテスラに次ぐ世界第2位のBYDとはいえ、ブランドイメージが定着していない日本でニッチなモデルを売るというのはリスキーな気がしたのです。
そんなシールのリアルな競合モデルはやはりテスラ「モデル3」でしょうか。以下、価格やスペックなどを並べてみます。
<価格>
・シールRWD|528万円→495万円(※導入記念1000台限定特価)
・シールAWD|605万円→572万円(※導入記念1000台限定特価)
・モデル3(RWD)|531万円、(ロングレンジAWD)|621万9000円
<ボディサイズ>
・シール|全長×全幅×全高|4800×1875×1460mm
・モデル3|全長×全幅×全高|4720×1850×1441mm
<EV航続距離>
・シールRWD|640km
・シールAWD|575km
・モデル3(RWD)|507km、(ロングレンジAWD)|605km
・・・これはけっこうかぶっているかも。シールは“導入記念”として1000台限定の33万円引き特価としていますが、モデル3を意識した可能性もありそうです。
2023年1月にBYDが日本で販売開始してから2024年5月までの全モデルの累計台数は2277台。アット3やドルフィンより上級クラスのBEVセダンを1000台“限定”というのは、1年では売り切れない台数にも見えます。
(次のページに続く)
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