生まれ変わったAクラスの衝撃。メルセデスの黄金時代が帰ってきた
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:メルセデス・ベンツ日本
正直、マジでビックリ。目からウロコが落ちた気分だわ。ソイツは2012年以来、6年ぶりにフルモデルチェンジした4代目メルセデス・ベンツ Aクラス。早速クロアチアで初試乗してきたのだが、ご存じ現行3代目は初代の背高ずんぐりむっくりボディから大イメチェン! 新世代メルセデスのセクシーフォルムを纏っており、漠然とその正常進化だと思っていた。
実際スタイルはチーフデザイナー、ゴードン・ワグナー氏が「モダン・ラグジュアリー」と呼ぶワイルド路線の踏襲。ボディサイズが全長4419×全幅1796×全高1440mm、ホイールベースが2729mmへとひと回り拡大し、よりワイルドかつセクシー化している。特にフロントから見た時のペッチャンコ具合、リアから見た時のオシリのセクシーさは絶大だ。
しかし、それ以外の進化もハンパないのだ。インターフェイス、パッケージング、走りで大変身。すべてで業界をリードするレベルへ生まれ変わっていた。
特に個人的にシビれたのは走りの質感だ。とにかく乗り心地の良さがハンパない。コイツは小沢の勝手な感覚だが、最良のメルセデスは80年代の190シリーズやW124と呼ばれるミディアムクラスにトドメを指すと思っていた。
というのもその後はスポーティ路線に転向。当時持っていた「コンパクトカーなのにSクラスっぽい走り」「路面の凹凸を塗りつぶすような足回り」からは多少遠ざかりつつあった。中でもFFを採用したAクラスやその他のコンパクトカーシリーズはかつての神の走り味を持つメルセデスとは別物。滑らかなハンドリングや、なだらかな路面での艶やかさはメルセデス風味だが、こと荒れた路面ではまだまだ。これもまたFFメルセデスの限界なのかとも思っていた。
ところが今回はFFもFRも関係のない上質さ。静粛性も上がり、Cクラスもかくやの走りと乗り心地のバランス。ハンドリングもとても全長4.4m台のコンパクトとは思えないゆったり磐石テイスト。サイズをまるで感じさせない。これぞプレミアムFFハッチの王者。アウディ A3、VW ゴルフ陣営に対するメルセデスの回答で、小沢は完全にメルセデス・イズ・バック! と感じたのだ。
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