アクアラインが最高1600円の料金変動方式に。普通の高速道路より通行料が高い理由はなぜか？

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東京湾アクアラインはなぜ高い？

そもそも、東京湾アクアラインの通行料金はほかの高速道路と比べてもやや割高です。

その背景には、東京湾アクアラインが単独採算事業として実行されたことがあります。

東京湾アクアラインの建設と管理は、民間と地方公共団体、そして当時の日本道路公団の共同出資によって設立された、東京湾横断道路株式会社がおこないました。

1960年代にその必要性が提言された後、紆余曲折を経て1989年に着工することになった東京湾アクアラインは、総工費1兆4000億円におよぶ一大事業となりました。

一方、東京湾横断道路株式会社の単独採算事業であったことから、莫大な総工費は東京湾アクアライン単体でまかなわければなりませんでした。

そして、40年に設定された償還期限でそれを実現するためには、1台あたり4000円という通行料金を設定せざるをえなかったというわけです。

その後、当時の千葉県知事であった森田健作氏の尽力により、800円が基本料金となりました。

しかし、その差額は国と千葉県によって負担されているのが実情です。

（終わり）

（写真：アフロ）