新型「600ハイブリッド」はキュートなのに熱い走りが魅力。ライバル「ヤリスクロス」や「Tクロス」との違いは?
掲載 carview! 文:鈴木ケンイチ
掲載 carview! 文:鈴木ケンイチ
では、最後に600ハイブリットを試乗したときの印象を交えて、ライバルとの比較をしていきたいと思います。
試乗車を目の前にして最初に感じたのは、「かわいいは無敵だな」という印象でした。近年のフィアットは、往年の名車を現代に復活させたキュートな「500(チンクエチェント)」を主力としています。
フィアット500は2008年に日本では販売が始まりましたが、そのキュートさから、2024年まで生産(※2025年6月時点で在庫限りでの販売)された、レジェンド級の人気モデルです。その兄貴分というか、お姉さん的な存在である「600」は、その愛らしいデザインで強烈な存在感を放っています。
そして、走らせて思ったのは「キュートであっても、走れば熱いイタリアンだった」ということです。145psのシステム合計出力は、このクラスの中で上位に位置します。低回転からしっかりとトルクが立ち上がり、レスポンスも良好で、DCTとの組み合わせもスムーズです。
やや強めの回生ブレーキには最初少し違和感がありましたが、慣れれば気にならなくなります。ワインディングでは車との一体感もあり、ドライビングプレジャーを感じることができました。
キュートなデザインに、楽しい走りというのは、古くからあるイタリア車の共通した魅力と言えます。600ハイブリッドは、その魅力を存分に感じさせてくれるモデルでした。
価格的にも、300万円台後半から400万円台前半というのは、日本車よりは高いものの、輸入車としては手ごろな価格帯です。イタリア車という独自の文化を味わうには絶好の“入門モデル”といえるかもしれません。
イタリア車に少しでも興味がある方には、ぜひチェックしていただきたい1台です。
(終わり)
>>「600ハイブリッド」のキュートなデザインを写真で詳しくチェックする
◎あわせて読みたい:
>>【200万円台】フロンクス、ヤリスクロス、WR-Vのお値打ちSUVでどれが正解? 使い勝手やお買い得度を比べた
(写真:鈴木ケンイチ、ステランティス、フォルクスワーゲン、トヨタ)
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