バイポーラ電池の特徴を活かす。アクア「GRスポーツ」はキャラ劇変のワイルド系だった
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹 32
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――人気のコンパクトハイブリッドカーである「アクア」に追加された「GRスポーツ」に、自動車ジャーナリストの塩見智氏が試乗。先代(G’z)も人気だったアクアのスポーツモデルは、独自の「PWR+」モードを設定するなど、ノーマルから大きく“キャラ変”したワイルド系スポーツコンパクトだった。
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GRはガズーレーシングの略で、トヨタのモータースポーツ部門を指す。そのGRがモータースポーツ活動を通じて得たノウハウを取り入れた市販車にその名が与えられる。
GRは2段階あって、サーキット走行も想定し、開発段階からモータースポーツ由来の専用パーツや専用設計をしっかり盛り込んだモデルには「GR86」や「GRスープラ」など、GR~という車名が与えられる。
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そこまでではないけれど、ほどよく知見を盛り込み、一般道走行を想定し、スポーティなルックスと走行性能を与えたクルマには「GRスポーツ」というグレード名が付く。具体的にはスポーティなルックスに加え、“意のままの走り”を重視し、ハンドリング性能が強化されている。
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ハイブリッド専用コンパクトカーの「アクア」にもGRスポーツグレードが追加された。
アクアは初代が2011年に登場、当時は「ヴィッツ(現ヤリス)」にハイブリッドモデルがなかったため、ヴィッツのハイブリッド版という位置付けだったが、ヴィッツにハイブリッドが追加されてからはやや存在感が希薄になりつつも、大人(高齢者)に人気のロングセラーモデルだった。
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21年にフルモデルチェンジした2代目は、ヤリスより若干大きくなったほか、「バイポーラ型ニッケル水素電池」を用いたハイブリッドシステムが初めて採用された。
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2代目アクアは電力の急速な出し入れを得意とするバイポーラ型ニッケル水素電池の性能を活かし、より電力で走る領域が幅広い、つまり電動感の強いモデルとなったが、GRスポーツはその走りをより気持ちよく楽しめるような車体の強化が施された。
前後サスペンションが補強されたほか、電動パワーステアリングの制御もよりスポーティな方向に変更された。
ブリヂストン「ポテンザRE050A」というスポーティなタイヤも採用された。同時期に開発された「ヤリスクロスGRスポーツ」同様、車体の3カ所に補強パーツが追加され、車体剛性も高められている。
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これらの結果、「アクアGRスポーツ」は、ノーマルのソフトな足まわりとは打って変わって、ビシッと引き締められた足まわりに生まれ変わり、ワインディングロードを活発に走らせても楽しめるクルマになった。
専用のメッシュフロントグリルはノーマルの優しい顔つきをワイルドに一変させているのだが、その顔つきから想像する通りの走りが備わっていた。
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