キビキビ感が楽しい! ヤリスクロス「GRスポーツ」に乗ってわかったノーマルとの違い
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹 14
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹 14
――大人気のコンパクトSUV「ヤリスクロス」に追加された「GRスポーツ」に、自動車ジャーナリストの塩見智氏が試乗。モータースポーツの知見を取り入れたその走りをチェックする。
>>ヤリスクロスってどんな車? 価格・スペックはこちら
>>★4.6の高評価! ヤリスクロスオーナーによる本音のレビューはこちら
>>高値で推移! ヤリスクロスの中古車相場はこちら
>>脅威の残価率! ヤリスクロスのリセール価格はこちら
>>ヤリスクロスハイブリッドってどんな車? 価格・スペックはこちら
>>★4.5の高評価! ヤリスクロスハイブリッドオーナーによる本音のレビューはこちら
>>高値で推移! ヤリスクロスハイブリッドの中古車相場はこちら
>>脅威の残価率! ヤリスクロスハイブリッドのリセール価格はこちら
GRはガズーレーシング(GAZOO Racing)の略で、トヨタのモータースポーツ部門を指す。そのGRがモータースポーツ活動を通じて得たノウハウを取り入れた市販車にその名が与えられる。
GRは2段階あって、サーキット走行も想定し、開発段階からモータースポーツ由来の専用パーツや専用設計をしっかり盛り込んだモデルには「GR86」や「GRスープラ」など、「GR~」という車名が与えられる。
>>GR86ってどんな車? 価格・スペックはこちら
>>★4.8の高評価! GR86オーナーによる本音のレビューはこちら
>>高値で推移! GR86の中古車相場はこちら
>>GRスープラってどんな車? 価格・スペックはこちら
>>★4.2! GRスープラオーナーによる本音のレビューはこちら
>>限定車も掲載! GRスープラの中古車情報はこちら
>>意外と高い!? GRスープラのリセール価格はこちら
そこまでではないけれど、ほどよく知見を盛り込み、一般道走行を想定し、スポーティなルックスと走行性能を与えたクルマには「GRスポーツ」というグレード名が付く。具体的にはスポーティなルックスに加え、“意のままの走り”を重視し、ハンドリング性能が強化されている。
>>バイポーラ電池の特徴を活かす。アクア「GRスポーツ」はキャラ劇変のワイルド系だった
>>ヤリスにカローラも! そのほかのGRモデルの情報はこちら
2020年夏に登場したヤリスクロスは、コンパクトカーの「ヤリス」をベースに開発されたSUVで、発売当初から人気を博し、2年半が経過した現在もヤリスシリーズとして販売ランキング上位に君臨する。
自販連によると、ヤリスシリーズの販売台数は今年1月が1万4772台、2月1万5760台でいずれも乗用車で1位。販売台数の約半数がヤリスクロスだそうだ。
>>ベースとなったヤリスの価格や口コミなどの情報はこちら
>>ベースとなったヤリスハイブリッドの価格や口コミなどの情報はこちら
その人気のヤリスクロスにもGRスポーツが昨年8月に設定された。ハイブリッド、ガソリンそれぞれのZグレードをベースに、前後サスペンションにノーマル車両とは特性の異なるブッシュ(ゴム部品)を用いたほか、数カ所に補強パーツを加えたことで引き締まった足まわりを演出した。
電動パワーステアリングの制御も変更。また車体の3箇所に補強のためのブレース(金属部品)を加え、車体剛性を上げた。
>>ヤリスクロスってどんな車? 価格・スペックはこちら
>>★4.6の高評価! ヤリスクロスオーナーによる本音のレビューはこちら
>>高値で推移! ヤリスクロスの中古車相場はこちら
>>脅威の残価率! ヤリスクロスのリセール価格はこちら
>>ヤリスクロスハイブリッドってどんな車? 価格・スペックはこちら
>>★4.5の高評価! ヤリスクロスハイブリッドオーナーによる本音のレビューはこちら
>>高値で推移! ヤリスクロスハイブリッドの中古車相場はこちら
>>脅威の残価率! ヤリスクロスハイブリッドのリセール価格はこちら
試乗してみると、ノーマル車両に対し、乗り心地が硬くなったとまでは言わないが、引き締まったような印象を受けた。わずかなステアリング操作に対しても、より敏感に反応してくれ、ドライバーの意図どおりのラインを走行することができる。キビキビとした挙動を味わうことができ、運転が楽しい。
ただ引き締められた足というのは、見方を変えれば、路面の細かな凹凸を正直に乗員に伝えるということであり、ほんのわずかに乗り心地が硬く(悪く)なったと感じる人もいるだろう。
エンジニアは「GRが追求する走行性能を実現するため、(相反する場合には)乗り心地のゴツゴツ感が増すことを受け入れました」と説明する。この正直な説明によって信頼感が増す。この手のモデルの場合、「ハンドリングも乗り心地も両立させ……」といった説明が多いが、少なくともこの価格帯で両立されていたことはない。
ハイブリッドに限っては、システムを活用し、車体前方が沈んだらモーターをわずかに駆動させ、逆に車体前方が浮き上がったらモーターをわずかに回生させることで、それぞれの動きを抑えるという制御を連続的に入れ、車体の姿勢を安定させる制御(バネ上制振制御)を入れている。これはノーマルのハイブリッド車にも入っているのだが、その制御を強めたという。
結果、ヤリスクロスGRスポーツは、専用部品によって前後バンパーを中心に精悍な印象となった見た目を裏切らない、キビキビとした走行性能を獲得した。専用素材のシートもいい感じだ。
>>ヤリスクロスってどんな車? 価格・スペックはこちら
>>★4.6の高評価! ヤリスクロスオーナーによる本音のレビューはこちら
>>高値で推移! ヤリスクロスの中古車相場はこちら
>>脅威の残価率! ヤリスクロスのリセール価格はこちら
>>ヤリスクロスハイブリッドってどんな車? 価格・スペックはこちら
>>★4.5の高評価! ヤリスクロスハイブリッドオーナーによる本音のレビューはこちら
>>高値で推移! ヤリスクロスハイブリッドの中古車相場はこちら
>>脅威の残価率! ヤリスクロスハイブリッドのリセール価格はこちら
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
【GT500技術レビュー/ホンダ編】シビックだから採用できた“非対称”なチャレンジ精神
爆排気量“V8”の新型「2ドアクーペ」世界初公開! 800馬力超え×4WDの「最強モデル」! 流麗ボディが超カッコイイ「S Eパフォーマンス」中国に登場
アップルアカデミーが新人セミナーで人材育成に注力
なぜかデコトラ乗りは「バニング」と「街道レーサー」が好き! 改造車の「兄弟ジャンル」といえる意外な共通点とは?
車買取のおすすめサービスを比較
GRスープラ勢、苦しかった富士でも光ったau TOM’Sの強さ。46kgのSWを積みながら7ポジションアップの4位
2024年4月の新車販売台数ランキング アルファードなどミニバン5車種がランクイン
F1は完走者全員にポイントを与えるべき? チーム代表陣からは「今こそ見直す時だ」との声。導入先送りも議論は進展
1990年代の珍技術3選
WRCポルトガルにフルメンバーで臨むトヨタ。「強力なラインアップ。必ず激しい戦いが繰り広げられる」とラトバラ
フェラーリ新型「ドーディチ・チリンドリ」世界初公開! 830馬力のV12エンジン搭載 車名はそのまま“12気筒”の意味
長いトンネルの「非常口」扉の奥はどんな構造? どこに繋がってる? 普段は見れない「謎の通路」には階段や滑り台が!
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介