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清水和夫、RS6をテスト アウディらしさは健在か

600馬力級スポーツカーの未来

欧州ではいまでもパワーウォーズだ! と書くとドイツ以外の国から叱られそうだ。そう、パワー競争を演じているのはずばりドイツ車なのである。速度無制限という日本では考えられないようなスピードを合法化する交通環境によって、スピードというヒエラルキーが存在することも、パワー競争の理由かもしれない。

今年のデトロイトショーではアウディのミッドシップスポーツカーR8に、なんとV12ディーゼルを搭載したコンセプトカーが発表された。軽量とちょっと控えめなパワーがアウディの知性であったのに…。獲物を狙う鮫のようにがばっと開いた口をイメージするフロントマスクは、いかにも「悪」を想像してしまう。話がそれたが、ディーゼルはガソリンエンジンよりも重量が重い。さらに、トルクで加速するタイプのエンジンなので、エンジン回転を高めて走るR8本来の走りは期待できそうもない。燃費が良いとされるディーゼルも、パワー競争に使ったらあまり意味がないのではないだろうか。

こうなると600馬力が自慢のスーパーカー達は、燃費(CO2排出量)という点では、とんでもなく環境に悪いということになりかねない。恐竜が絶滅したのは隕石が落ちたからだと言われているが、もしかしたら大食いが原因で食べ物がなくなったからなのかもしれない。そんなことを考えると燃費の悪いスポーツカーに未来はなさそうだ。しかし、本当にそうなのだろうか?

トヨタやGMのように年間生産台数が1000万台に近い自動車メーカーがあれば、フェラーリやアストンマーチンのように年間1万台にも満たないメーカーもある。大量生産される乗用車と1台数千万円もする手作りに近い高級車が同じ土俵で環境問題を語るのはフェアではないだろう。メーカーの総排出量で見ると、トヨタやGMのほうが環境負荷ははるかに大きい。

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