【2025年最新ランキング】上半期の販売台数トップ10のうち8台がトヨタ車…こんなことでいいのか日本のクルマ業界!
掲載 carview! 文:koensha 100
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2025年上半期の普通乗用車販売ランキングが明らかになった。日本自動車販売協会連合会の発表によれば、上位10車種のうち実に8台がトヨタ車で占められている。
トヨタがこのような圧倒的支持を集め続ける背景には、単なるブランド力にとどまらない“理由”が存在する。ランキングに登場した具体的なモデルとともに、トヨタ車が選ばれる理由を掘り下げてみた。
まずは2025年上半期(1月~6月)の販売台数ランキングを振り返ろう。
トップに立ったのはトヨタ「ヤリス」で8万6942台を記録。2位に「カローラ」(7万5019台)、3位に「シエンタ」(5万6882台)と続き、トップ3をトヨタ車が独占。
以下、5位「ライズ」(4万8269台)、6位「ルーミー」(4万4889台)、7位「アルファード」(4万4735台)、9位「アクア」(4万1954台)、10位「プリウス」(4万1508台)まで、合計8モデルがトヨタ車となった。
これらのモデルはそれぞれ異なるキャラクターとユーザー層を持つが、共通するのは“高い完成度”だ。
たとえば「ヤリス」は、コンパクトカーながらもダイナミックな走りと先進安全装備が評価され、幅広い年齢層に支持されている。とくにハイブリッドモデルの燃費性能は突出しており、日常使いにおける経済性を重視する層にとって大きな魅力だ。
2位の「カローラ」はSUV(カローラクロス)、セダン、ツーリング(ワゴン)、スポーツ(ハッチバック)と多彩なボディバリエーションが特徴。先進運転支援システム「トヨタ・セーフティ・センス」も全車標準装備されており、家族での利用から法人需要まで幅広く対応できる。
3位の「シエンタ」はスライドドアを備えた3列(2列シート車もあり)シートミニバンとして、コンパクトサイズながらも使い勝手のよさが際立つ。2022年に発売された現行型では内装の質感や安全装備も向上し、子育て世帯や高齢者にも優しい設計が好評を博している。
一方、SUVとして5位にランクインした「ライズ」は、全長4m以下(3995mm)の取り回しのよさに加え、力強いデザインと充実した装備で、初めてクルマを購入する若年層からも支持を集めている。ルーミーはトールワゴンとしての室内空間と価格のバランスが光り、高齢者のセカンドカーとしても人気が高い。
プレミアムミニバンの代表格「アルファード」も健在で、新型へのモデルチェンジ後もその存在感は圧倒的。運転席・助手席だけでなく後席乗員の快適性も極限まで追求され、ショーファードリブン(運転手付き車両)としての需要も高い。
ランキング9位の「アクア」や10位の「プリウス」など、トヨタのハイブリッド戦略を支えるモデルも引き続き堅調だ。とくにプリウスは新型で大胆なデザインチェンジと走行性能の進化を果たし、これまでの「実用一辺倒」なイメージからの脱却に成功した。
(次のページに続く)
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