待望の“安っぽくない”ステップワゴン「エアーEX」5月登場。330万円までなら“買い”な理由
掲載 carview! 文:編集部 64
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Mクラスミニバン「ステップワゴン」に、5月に追加される新グレードが話題だ。追加されるのは「エアー EX」と「スパーダ プレミアムライン ブラックエディション」だが、ディーラーに問い合わせが集中しているのはエアー EXのほう。
そこで今回は、エアー EX導入に踏み切ったホンダ狙いを探るとともに、エアー EXは“買い”なのか? をライバルのMクラスミニバンとの比較を通じて解説しよう。
まず、現行ステップワゴンは大きく分けると上質感を前面に押し出したエアーと、スポーティなルックスのスパーダに分かれる。もっとわかりやすく言うと、ファミリー向けミニバンとして一般的なデザインを採用したのが前者で、オラオラな迫力方向に振ったのが後者という構造だ。
こう分類すると、ファミリー向けゆえのミニバンゆえ、前者のほうが数が出そうだが、実態はさにあらずで、販売直後からより高い人気を博したのはスパーダの方だ。
その背景には昨今のミニバンにおける“顔デカ系”デザインの流行がある。頂点はトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」だが、ひとクラス下のミドルサイズでも攻撃的な顔は依然として人気で、同じくトヨタの「ノア/ヴォクシー」がオラオラ系のデザインで売れまくっているほか、ごく最近ではスズキのコンパクトミニバン「ソリオ バンディット」も話題だ。
こうした流れを受けて、ステップワゴンでも存在感高めのスパーダに惹かれる検討層が多いというのが第一の理由と言える。
(次のページに続く)
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