「クロスビー」が“実質フルモデルチェンジ”で昨対比269.8%と大復活。コンパクトSUVの王者「ライズ」を脅かす存在に!?
掲載 carview! 文:koensha 81
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新型クロスビーは、見た目こそキープコンセプトだが、細部の設計は完全に最新の基準にアップデートされている。
外観はスクエア&丸目の“クロスビーらしさ”を残しつつ、「ブラックタフ2トーン」など魅力的なカラーリングが追加され、選択肢は13パターンに拡大した。ライズも多彩な2トーンで人気を集めているが、クロスビーは丸みのある愛嬌とタフネスを両立させた独特のキャラクターで、両車の特徴は明確に異なる。
内装は、質感の向上がはっきり体感できるレベルに改良されている。合皮調パネルの採用、横方向に広がるインパネデザイン、二段式センターコンソールなどが、コンパクトSUVとは思えないほど“ちゃんとした雰囲気”を作り上げた。
ライズは軽快で実用的なデザインだが、明確に「コストを抑えたな」と感じる部分がある。一方の新型クロスビーは、雰囲気づくりと質感でワンランク上の印象をつかんでいる。
装備も大幅に進化した。全車に7インチカラーのメーターディスプレイを採用し、上級グレードは電動パーキングブレーキ(ホールド付き)、ステアリングヒーター、USB Type-C急速充電(PD対応)などを搭載。ライズは電動パーキングブレーキ非採用だから、ここは明確な優位点だ。
安全装備も最新版に進化。ミリ波レーダー+単眼カメラの「デュアルセンサーブレーキサポートII」を全車標準化し、交差点対応の衝突被害軽減ブレーキや、ACC(全車速追従)、車線維持支援、ブラインドスポットモニターなど「いま欲しいもの」がすべて揃う。ライズの予防安全装備も優秀だが、クロスビーの最新世代パッケージはさらに広い領域をカバーする。
これだけ装備を盛り込みながら、価格帯は215万7100円〜255万5300円に収めている。装備と価格のバランスを考えると、むしろ“お買い得感”は以前より強い。ライズが低価格で支持される市場で、クロスビーは“価格のわりにリッチな選択肢”という強力な武器を手にした。
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