【安くなりました】メルセデス・ベンツの売れ線SUV「GLC」に“シンプル装備仕様”追加 アリかナシか
掲載 更新 carview! 文:塩見 智 20
掲載 更新 carview! 文:塩見 智 20
アップダウンが連続する箱根の山道を、飛ばすわけでもなく燃費運転するわけでもなく、普通に走らせてみた。
エンジン音はアイドリング時も加速時も4気筒ディーゼルとしては最も静か。振動もよく抑えられている。私はもう少しこの業界にいたいのでどこのとは言わないが、これより騒がしいガソリンエンジンもある。ISGは走行中に積極的にエンジンを停止させるが、再始動時の振動もほとんど感じない。
絶対的なパワーは申し分ないが、電気自動車のようにアクセル操作と同時に大トルクが発揮されるわけではなく、回転上昇に応じてもりもり立ち上がってくるので、刺激的かというとそんなことはなく、なんというか、穏やかに速い(!?)感じだ。
乗り心地は快適そのもの。路面からの大小さまざまな入力を、エアボリュームたっぷりの235/60R18のミシュランe-プライマシー→よくできたサスペンション→堅牢なボディ→クッションが絶妙なシートの共同作業で吸収してくれるため、乗員は不快なショックをほとんど感じないで済む。
もちろん、だからといってフニャフニャ、グダグダのハンドリングではなく、アップダウンとコーナーが入り混じった山道を穏やかに駆け抜けていくことができる。ハイペースを望めばそれもこなす。カタログに書いていないこのあたりの気持ちよさこそがプレミアムの理由なのだと納得させられる。
(次のページに続く)
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