実用性高い「ワゴンR」はまるでワークマンのアウトドアウェアのようだ
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 24
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ではさっそくそこらの生活道路や幹線道路、高速道路などを、ごく普通ぐらいのペースで走り回ってみることにしよう。が、その前に内外装デザインにも少し触れておく。
「2段重ねのゴージャス顔」は、写真で見るよりは下品じゃないというか、ボディ全体の小気味良いカタマリ感とまあまあマッチしている。そのため、この種の顔つきを好まない人であっても受け入れは可能かと思われる。
ハイブリッドFZの場合は黒基調となるインテリアは、現行型ジムニーほどのスーパーおしゃれ感はない。万人向けというか、「あくまで日々使う道具であることを重視しました」的なデザインだ。ただし各部の質感は(車両価格を考えれば)十分上質で、特に樹脂部分のシボ(表面の模様)はいい感じである。
生活道路をゆるゆると通り抜けて幹線道路に出てみると、その「元気の良さ」のようなものに若干驚く。といっても十代少年のような荒ぶったニュアンスではなく、あくまで落ち着いた乗り味なのだが(ただし安価な軽自動車ゆえ、どこかザラついた感じはどうしたってある)、とにかく力強いのだ。動きが若々しいのだ。
そう感じさせる理由のひとつは「軽さ」だろう。
近年の軽自動車のメインストリームであるスーパーハイトワゴン勢と比べて、「スーパー」が付かないハイトワゴンであるワゴンRの車重は、それらよりおおむね100kg以上は軽い。その軽量っぷりが、ある意味筋骨隆々な新型プラットフォーム「HEARTECT」に支えられているのだから、動きが若々しくなるのも必然と言えよう。
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