「コペン」現行モデルが2026年夏に生産終了へ。しかしダイハツの“意味深”な企画やコメントに…もしや“次期型”が期待できそうな理由とは？

ビジョン コペン

生産終了の先に見える“次世代コペン”の可能性

今回の発表で現行型は終幕を迎えるが、同時に示された「様々なスタディを継続」という姿勢は、将来の再登場を期待させる。

その将来像を先取りするかのように、2023年のジャパンモビリティショーではFR（後輪駆動）レイアウトを採用した「VISION COPEN（ビジョン コペン）」が公開されている。1.3Lエンジンを想定し、カーボンニュートラル燃料対応も掲げた次世代コンセプトで、従来のコペンとは異なる方向性を示した一台だった。

国内ではスズキ「アルトワークス」やホンダ「S660」が生産を終えており、軽スポーツ市場は縮小の一途をたどる。そんな中でコペンが歩んできた20年以上の歴史は、なお特別な意味を持つ。

一時的に姿を消すことになっても、イベント開催や開発継続のアナウンスは、ファンにとっては「コペンの新章」を予告する朗報という見方もできそうだ。

（終わり）

（写真：ダイハツ、スズキ、ホンダ）