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STIチューンの仕上がりは? フォレスターtS試乗

そもそも「tS」とは?

STIは新型フォレスター・S-EDITIONをベースに独自の装備や味付けを施した限定車「フォレスターtS」を12月24日(金)から300台限定で発売する。

tSというのはSTIのコンプリートカーの新しいシリーズで、エンジン回りには手を入れず、主にサスペンションやボディ回りを中心にチューニングを施したシリーズ。従来のTuned by STIに相当するモデルだ。

STIはインプレッサWRX STIなど、カタログモデルの名前に使われる一方で、STIのコンプリートチューンドモデルにも使われるなど、とても判り難くなっていた。それを整理整頓して、カタログモデルとSTI製コンプリートカーを区別しようという意図があるのだろう。ちなみに、エンジンまで手を入れたSTI製コンプリートカーはS(+数字)シリーズとして継続する。

さて、フォレスターtSは、サスペンションを中心にSTI独自のパーツを装着し、チューニングを施したクルマということになる。ベース車両は2.5リッターターボを搭載する新型フォレスターのS-EDITION。サスペンションストロークをたっぷり使ったしなやかな足回りを持っている。スポーツドライブという視点で見ると、サスペンションがある程度動いてからクルマが動き出すようなところがあり、スポーツテイストは希薄。tSは、操縦性の良さを軸にしたスポーツ性を高めるチューニングを施している。

今回、発売よりも一足早く試乗することができたので、いったいどんなクルマに仕上がっているのか報告してみたいと思う。

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