STIチューンの仕上がりは? フォレスターtS試乗
掲載 更新 carview! 文:斎藤 聡/写真:篠原 晃一
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じつは走り出す前、クルマを眺めていて気付いたことがあった。それはtSに装着されるタイヤが標準装着のヨコハマタイヤのジオランダーG65というタイヤだったのだ。市販のジオランダーとは別物だが、オフロード系のオンロード寄りのキャラクターであり、オンロードでのノイズや乗心地に配慮したタイヤだ。スポーツ性とは反対側にあるタイヤでもある。
果たしてこのタイヤでSTIが言うようなスポーティなハンドリングが引き出せるのか? 試乗してまず注目したのはこの点だ。
いざ走り出してみると、不思議というか興味深い乗り味だと感じた。標準装着のタイヤはけっして応答性が良くシャキシャキ走るタイプのタイヤではない。タイヤ全体をしならせながらゆるりと曲がっていくタイプ。ハンドル操作に応答が大きく遅れるようなことはないが狙った動きを出すためにはハンドルを少し多めに切ってやる必要がある。
そんなタイヤなのだ。ところが、tSを走らせるとハンドル操作に対する応答がよく、必要とする舵角も少なくて済むのだ。だから、感覚的にはオフロード系のタイヤを履いているような動きの鈍さがほとんど感じられず、不思議なくらい素直に走ってくれるのだ。
そしてその動きを作り出すのに大きな役割を果たしているのが、フレキシブルドロースティフナーというパーツなのだと思う。
このパーツは、リヤサスペンションをマウントするサブフレームの前側取り付け部とボディフレ-ムをつなぎ引っ張りテンションをかけている。これによって、リヤタイヤの応答を良くしている。リヤサスが早く曲がる力を出すということは、クルマの曲がるという動作に対して応答は良くなるが、曲がる量は舵角に正確になるので、結果的に素直な応答性と感じる。
話がマニアックになってしまったが、さらにダメ押ししておくと…、前後輪のタイヤの応答のずれが大きいほどクルマがグイッと曲がる動きを見せるのだが、これはリヤタイヤの応答遅れによる動きであって、応答遅れを少なくすると、じつはクルマの動きはハンドル操作に正確になっていく。クルマの動きのシャープさはタイヤ単体の応答性に依存する傾向が強まる。
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