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e-up! でエコラン、クルマの“電化”最前線!

走りの楽しさはガソリン車を凌ぐレベル

気持ちよく走ってきたものの、やはりアウェイでの戦いゆえの落とし穴があった。左折するべき小道を見落としたり、ドイツ語の標識に苦しんだり、とミスコースを頻発。元々の設定がハイペースな上に、コースを逸脱して遅れを取ったため、後半はブレーキはできるだけ踏まず、シフトレバーのDレンジを左右に倒して3段階に回生を調整できる機能を駆使する。そうすれば、スポーティに走りながらもエコ運転ができる。

さらに減速したいときには、シフトレバーを手前に倒してBモードに入れると、最大で40kWh(100km/h)ものエネルギー回生を行う。赤信号で完全に停止するとき以外、ほとんど機械式のブレーキを使わないで済む。

最終的に走った距離は、ミスコースも含めて113km。設定通りなら100km以下のはずだが、ほとんどチームが100kmを越えて走ったようだ。しかし、電欠したチームは皆無。結果、ミスコースから後半に飛ばしたのがアダとなり、電費は南アと同着5位の11.1kW/100km。総合5位というパッとしない戦績だった。ただし、ここで注目すべきは勝敗より、各チームの電費である。18.7kWhのリチウムイオン電池を積むから、私たち日本チームのように交通の流れに乗ってそこそこ飛ばしてもカタログ値以上の168kmを走れる計算だ。優勝したイギリス・チームが叩きだした9.3kW/100kmなら、200km以上もの走行ができる。

見た目が可愛く、走って楽しいEVが日本にも来年導入と聞けば、気になるのは価格だ。2万6900ユーロ(約350万円)と、世界標準としてはかなりお手頃。日本の補助金が適応されれば、300万円以下で手に入る可能性が高い。ただし、日本のEV市場に限って言えば、少々高め。三菱i-MiEVの廉価版が260万円(補助金62万円支給の場合、実質198万円)、日産リーフが298万935円(補助金78万円支給の場合、実質220万935円)。

ハッキリ言ってガソリン車のup!と比べて、1.5~2倍の価格であり、160kmの巡行距離というのも心もとない。しかしながら、小さなe-up!には世界一を目指すフォルクスワーゲン(VW)・グループが"電化"に向かう宣言という、大きな意味が込められている。電池の性能はどの自動車メーカーにとっても同じ課題だし、どちらかといえば、走行距離を伸ばすより値段を下げる方に努力している。VW・グループでも、アウディA3 eトロンやe-ゴルフなどが続々と発売予定で、ますます電化が進めば価格がこなれてくる可能性が高い。

世界中で進む排ガスや燃費の規制の後押しもあって、EVやPHVといった自動車の電化はますます加速しそうだ。今現在、e-up!でも走行距離を限定しさえすれば、かなり現実的な使い方ができる。なによりも、走りの楽しさや実用性がエンジン車を凌ぐレベルに達していることは、今後、電化が進む自動車社会への福音といえるだろ。

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