523iツーリング、エコカー減税&円高還元!?
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:小林 俊樹
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当代きってのスポーツセダンである3シリーズと、先進テクノロジーを惜しみなく注ぎ込んだフラッグシップモデルの7シリーズに挟まれるのが5シリーズ。下手につくると中途半端な存在になってしまいがちなポジショニングだが、BMWは巧みなハンドルさばきで5シリーズのモデルチェンジを敢行してきた。ひとあし先に登場した新型5シリーズセダンは、3シリーズのもつスポーティーさと、7シリーズのもつ先進性を兼ね備えた非常に魅力的なモデルに仕上がっていた。
今回試乗に連れ出したのは、セダンの発売から約半年遅れで追加されたステーションワゴン版。BMW流にいえば5シリーズツーリングとなる。ボディサイズは全長4915mm×全幅1860×全高1490mm。先代と比べて60mm長く、15mmワイドになった。セダン比ではルーフレールの分だけ背が少し高くなっているが、全長と全幅はほぼ同じ。正確には全長が5mmだけ長いが、これはバンパー形状の違いによるもので、深い意味はない。
ベースとなるセダンからリアのオーバーハングを伸ばして積載力を引き上げるのがステーションワゴンづくりの常道だが、ステーションワゴンだからといってセダンよりボディを長くしないのがBMW流ワゴンづくりのキモ。荷物をたくさん積むことよりも、スポーティなデザインと俊敏な走りを重視した結果だ。このあたりのコダワリは実にBMWらしい部分だ。
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