紳士か猛獣か、XKR-Sジャガー頂点モデル考
掲載 更新 carview! 文:佐藤 久実/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:佐藤 久実/写真:菊池 貴之
ジャガーの評価に「ゆるい」という表現を使うこともあったが、今どきのジャガーは、物理的なゆるさはない。特に、XKRやXKR-Sといったスポーツカーは、ラグジュアリーさを備えるという意味での気持ち的ゆるさはあっても、走りの評価としてはあてはまらない。
今回、XKRとXKR-Sに乗っても、理論に則った計算づくで設計されていることを実感する。それでいながら、どこか動物的というか、有機的な雰囲気が漂うのがジャガーなのだ。
おとなしくドライブしているときは、“大きなネコ”のような癒しがあり、ダイナミックなドライビングをすれば、牙を剥き、プヨプヨした柔らかい肉球のイメージからシャープな牙と爪をむき出しにして地面を蹴飛ばすような、ワイルドなジャガーのイメージへと変貌する。それでも、獰猛な野生ではなく、ちゃんと調教された動物だ。
常にネコ科のしなやかな筋肉の動きをイメージさせるような、たくましくもどこかに柔らかさのある乗り味が、たとえスポーツカーであっても癒しを与えてくれる。
たとえば、ドイツのプレミアムブランドのスポーツカーに乗っていると、高級腕時計をイメージする。緻密に組み上げられた精密機械が寸分の狂いもなく動いている、というイメージだ。
一方、単に高級なだけでなく、ラグジュアリーなだけでなく、スポーティなだけでもない。独特の世界観と乗り味をもつのが、ジャガーというブランドではないだろうか。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
“プロフェッサー”プロストに肩を並べたフェルスタッペン。偉大なる「4度のF1チャンピオン」は史上6人目
アウディだけどポルシェが作ったRS2! 名車誕生のワケは「財政難のポルシェを救うため」の仕事だった
F1 Topic:4連覇に王手をかけたフェルスタッペン。タイトル獲得条件をおさらい
世界的に数字の入った車名だらけ! 数え歌的に車名で1から10まで数えてみた
【試乗】ボルボ XC90が大幅改良。「完全電動化への橋渡し」だけでは役不足だと感じる、新型の熟成度
[15秒でわかる]トライアンフ『タイガー・スポーツ660』…先進機能を多数搭載
約260万円! スバル新型「インプレッサ」発表に反響! 新色に「爆オシャブルー」採用したスバルの人気「5ドアハッチ」どんな人が買ってるの?「最新の納期」もまとめて紹介!
教習所での路上試験で安全運転義務違反は何点減点されるのか?
【MotoGP】経営悪化のKTM、レッドブルによる『救済』のウワサは否定。MotoGPへの影響懸念も「全ての参戦シリーズに残る」
まだ多くの日本人が知らないEVの「走る以外」のメリット! 東京都なら実質約3万円で設置できる「VtoH」とは
日本導入に期待! アウディのコンパクトクロスオーバー「A3オールストリート」に本国でPHEVを追加
山本舞香さんがラリージャパン2024でトークショーに出演。特注のレーシングスーツ姿を初披露
SUVに負けるな!? 今ではレアなステーションワゴン、フォルクスワーゲン新型「パサート」発売 525万円から
【次期ティアナ?】日産が“美形”セダン「N7」発表。中国でBYDとシャオミの上級モデルに殴り込み
現行型が今も販売好調な「フォレスター」だが、日本のユーザーが選ぶべきは…やはり新型である理由
800万円は高いか安いか!? レトロ風で最新の安全装備充実!ミツオカ創業55周年記念車「M55」発表
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!