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【自工会が緊急声明を出す事態に】業界を揺るがす「ネクスペリア問題」とは。“納期遅延”だけじゃない影響の深刻度

納期遅延だけじゃない。ユーザーへの影響は?

では、今回の問題はユーザーに対してどのような影響を与えるのでしょうか? 前出のある業界関係者は次のように話します。

「まず考えられるのは、特定のモデルの納期遅延です。

たとえば、日産は追浜工場および苅田工場での減産を発表していることから、これらの工場で生産されている『ノート』『ノートオーラ』『セレナ』『エクストレイル』については、納期が数週間程度後ろ倒しとなる可能性があります。

それ以外の自動車メーカーについては、現時点では国内向けモデルの具体的な納期遅延は見られていませんが、今後そうした事態が発生するかもしれません。

また、中長期的には半導体の調達コスト上昇も考えられます。そうなると、これまで以上に車両価格が上昇することになることが予測されます。

さらに、こうした問題が今後も続けば、日本の自動車メーカー各社の業績にも影響を与えます。自動車産業は日本のGDPのおよそ1割を占める基幹産業であるため、それは日本経済低迷につながるかもしれません」

ユーザーにとってはまさに「百害あって一利なし」である今回のネクスペリア問題。一刻も早い状況の改善が望まれます。

(終わり)

(写真:日産、アフロ)

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  • 2025/11/18 08:27

    違反報告

    基幹産業である自動車用半導体を他国に頼ればこのような事態になる。
    何度も半導体不足が毛ばれているが、一向に改善されない。
    政府の補助金などを増やしてでも、国内で必要な半導体は国内で生産すべきです。
    ネクスペリアはオランダに本社を置く半導体メーカーですが、現在は中国企業ウィングテックの傘下にあります。主にディスクリート半導体やパワー半導体を製造していて、自動車の電子制御ユニット(ECU)などに欠かせない部品を供給しています。
    日本としては、こうした外的リスクに左右されないよう、国内での半導体生産体制の強化が急務です。
    レガシー半導体は、あらゆる分野で使われてる。特に自動車では、車載マイコンの約70%がこの世代の半導体で構成されていて、最先端プロセスじゃ代替できない場面が多い。

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