まさかの「6速MTしかありません!」 マニュアルのこだわりが詰まったシビック RSに試乗した
掲載 carview! 文:伊藤 梓/写真:編集部 15
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今年1月に開催されたオートサロンでプロトタイプが公開され、話題を呼んでいたホンダ「シビック RS」が、シビックのマイナーチェンジにあわせてようやくお目見えする。
最上級のスポーツモデルである「タイプR」が大人気で受注も停止している中、RSは6速MTを搭載するモデルとして、新たにシビックの楽しさを示してくれるに違いない。一体どんなモデルなのか、現行モデルのタイプRオーナーである筆者が、ひと足先にミニサーキットで試乗した。
ホンダの「RS」には「ロードセーリング」という意味が込められていると長年説明されてきた。ロードセーリングとは、船が帆を張って水の上を気持ちよく滑らかに疾走していくようなイメージで、いかにもスポーツカーの走りを求めた「ロードスポーツ」ではないというのがホンダの見解だ。
しかし、シビックシリーズの開発責任者である明本禧洙(あきもとよしあき)氏は、「今回のシビック RSは、ロードセーリングを脱却して、RSというモデルの意味合いを再定義し、よりスポーティなモデルに仕立てたつもりです」と明言した。
というのも、そもそもこのシビック RSが生まれたのも、これまでのシビックのノーマルモデルのMT車が、思いの外人気が高かったからだという。
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