「支払総額」で考えれば決して高くない! ホンダ シビックはライバル多けれど魅力十分
掲載 carview! 139
掲載 carview! 139
ホンダ「シビック」は、その初代モデルは1972年に発売され、以来11代にわたって生産され続けているホンダの世界的な基幹車種です。初期のシビックは「コンパクトで経済的な市民(=civic)の足」というポジショニングでしたが、現在ではその役割は同社のフィットに譲り、シビック自体は中型のサイズを伴った「世界市民の良き足」へと成長しています。
11代目となる現行型のシビックが発売されたのは2021年9月。「親しみやすさと特別な存在感を併せ持つ車」として開発を進められた現行型シビックのボディ形状は5ドアハッチバックで、そのサイズは全長4550mm×全幅1800mm×全高1415mm、従来モデルより全長を30mm、ホイールベースを35mm伸ばしたことで、伸びやかなスタイリングとゆとりある車内空間を実現しています。
広く開放的なガラスエリアを確保するとともに、ボディが薄く、軽快に見えるようバランスに配慮。また、Aピラーの付け根を後退させ、フロントフェンダー後端の高さを下げることで「運転席からの広々とした視野」も実現しています。
インテリアも「すっきりとした開放的な空間」とすることで操作性を高めていますが、窓の映り込みやピラーの影まで考慮してデザインされたというインパネや、パネル中央を横断するハニカムメッシュ(エアコン吹き出し口はこの内側に隠されている)など、その“おしゃれ感”もかなりのものです。
パッケージングでは、ゆとりを増した後席スペースが魅力的。前後席間の距離は従来型より35mm、室内幅は12mm拡大され、荷室容量も従来型の420Lから452Lに拡大されています。
>>ホンダ シビックのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
搭載エンジンは最高出力182psを発生する1.5L直列4気筒ガソリンターボで、トランスミッションはCVTのほかに6MTも用意。このマニュアルトランスミッションの採用は、「実用車であっても運転そのものを常に楽しみたい」と考えるユーザーにとしては大いに歓迎すべきポイントでしょう。
装備類も従来型より大幅に充実しました。上級グレードには10.25インチ高精細フルカラー液晶パネルを用いたフルグラフィックメーターが装備され、エントリーグレードのメーターにも、機械式の速度計に加えて7インチのフルカラー液晶パネルが採用されています。
インフォテインメント関連では、走行中の操作性にも配慮したというディスプレイオーディオを全車に装備するほか、上級モデルには12基のスピーカーを備えたBOSE製のプレミアムサウンドシステムを標準装備しています。
予防安全・運転支援システムも当然ながら進化しており、フロントワイドビューカメラと前後8基のソナー、リアコーナーレーダーを組み合わせたことで監視範囲が大幅に拡大。標準装備となるアダプティブクルーズコントロールや車線維持支援システムの性能も進化し、その他の新機能も追加されています。
次のページ>>オプション追加がほぼ不要と考えれば妥当ともいえる価格設定
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
フェルスタッペンの支配、いつまで続く? ホーナー代表「楽しめるうちに楽しんでおくべき!」
ホンダが新型「軽バン」発売!“ 柱無い”斬新モデル、反響は? 6速MT&CVTの「N-VAN」136万円から
新開発水冷エンジン搭載 MUTT MOTORCYCLES「DRK-01 125/250」発売
ホンダの新型SUV『WR-V』、発売1か月で1万3000台を受注…月販計画の4倍超
クルマの事故で散らばった破片は「基本的に当事者」が片付ける必要あり! ただし勝手に「持ちかえる」「捨てる」はNGなワケ
情報処理推進機構、欧州「カテナ-X」とデータ連携基盤の相互運用を検討 欧州の電池規則に対応
【スーパーテスト】馬力アップ+軽量化+縦と横方向のダイナミクス!630馬力の新型「アウディ RS7 パフォーマンス」がサーキットを駆け回る
渋滞135分!? 中央道「地獄のGW渋滞」いつ走れば回避可能? 「穴場の時間帯」を知れば全然混んでないことも 「ずらし移動が効果的」NEXCOの予測は
新車販売はN-BOXとカローラが相変わらず絶好調だが……じわり「ホンダの登録車勢」が勢いを増していた!
調子良かったのは何で? ノリス、苦戦予想した中国での好パフォーマンスにハテナ残る
トヨタ“新”「カローラ」発表! めちゃ精悍エアロに「上質内装」採用! 「スポーティな走り」の新「ACTIVE SPORT」 ベースモデルとの違いとは
ヤマハ「XSR900」 新型モデル「XSR900 GP」とリレーションを図った新色を設定
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う
ホンダのお手頃SUV「WR-V」が絶好調。一番人気は中間グレード「Z」、色はプラチナホワイト
走り特化型の新生「カイエンGTS」発売。パワー増でついに500ps、0-100加速4.4秒へ
ノアヴォクじゃないのが欲しい? トヨタの“隠し玉”キャンプワゴン「クロスバン」の楽し過ぎる中身
【軽トラ】スズキ「キャリイ」一部改良でオシャレ度アップ! 新色「デニムブルー」設定、安全性も向上
CX-80の新着フォト集&サイズ判明! アーティザンレッドもいいが、メルティングカッパーが凄い
2.0L幌ロードスター市販化へ前進!? マツダがS耐参戦体制を発表。開発を視野に入れた取り組みも
【1200万円超え】レクサス「GX」出た! 先行モデルは抽選100台の狭き門。正式発売は秋までお預け