GRヤリス試乗。詳細未発表のプロトタイプだが、トヨタが開発したWRCマシン級のゴリゴリ性能に驚く
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:望月 浩彦 92
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:望月 浩彦 92
トヨタ「GR ヤリス」。今回触れたのは、最終仕様のプロトモデルではあるが、走り好き、運転好き、刺激好きのクルマファンは、来年1月10日のオートサロンを楽しみにしてほしい。そこで価格やスペックなどすべての詳細が公開される。
今回は試乗から見えた実力を中心にレポートする。と言いながらも、GR ヤリスのド級の実力を理解するには登場した背景を紹介したほうがよさそうだ。
いまトヨタは世界ラリー選手権(WRC)にフル参戦している。簡単に言ってしまうと、市販車をベースにしたマシンで一般道をステージに戦うレースだ。つまり、ここで速く走るための技術開発は、そのまま市販車に直結すると言っていい。
こうした背景もあって、トヨタはいまWRCにも力を入れているわけだが、そこでクルマと人(技術力)を鍛え上げて勝つには素性の良い市販車が必要になる。とはいえ、WRCのレギュレーションが2017年から変更され、ベース車は年間2万5000台製造している市販車でなければならないことになった。
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