ハデ顔作戦に出た三菱の新デリカD:5だが売れ筋5ナンバーミニバンの牙城は崩せない!?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之 1
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「もはやミニバンは顔が8割ですから。今や全メーカーで進化が進み、どれも使い易くなって不満が残るレベルではなくなっています。ミニバンの購入動機の一番は広さですが、2番は外観の良さ。性能底上げの結果、2番目がよりクローズアップされているのかもしれません」。
今回はつくづくこの言葉が心に染みるぜ。そう、以前聞いた国内ヒットミニバン開発者の金言だが、いよいよそれが現実の物となってきたのだ。それはデビューから実に12年ぶりのマイナーチェンジとなった三菱の新型ミニバン「デリカD:5」。なぜ12年ぶりにしてマイチェンなのか? 同時に全長4.8mサイズで、人気の5ナンバーサイズでも、アルファード系ラージサイズでもない絶妙な立ち位置にも驚くが、パッと見やはり気になるのはド派手すぎる顔。
マイチェン前とは似ても似つかぬ唐草模様、あるいは電気シェーバーのようなネット柄グリルに、左右のエラのように張り出した縦型LEDライトが超斬新! 実物は写真で見るより違和感はないもののいずれにせよ相当な顔面インパクト勝負に出ている。
しかもこのディーゼルの標準顔の他、唐草模様グリルを廃した上下左右ストライプ顔のアーバンギアと、旧型マスクをそのまま使ったガソリン仕様も残している。新型D:5は斬新、先進、定番、3通りの顔が選べるわけで、ミニバンは間違いなく顔が8割の時代に本格突入したのである。
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