新型N-BOXプロトタイプに試乗。ホンダセンシング標準化などで連続ヒットの予感
掲載 更新 carview! 文:高山 正寛/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:高山 正寛/写真:菊池 貴之
最後に、新型にはグレード名の後ろに“EX”が付いているモデルがある。これは570mmもスライドする「助手席スーパースライドシート」装着車のことだが、今回我々は試乗車の関係で実際に試すことはできなかった。
ただ実装備を見た印象としては、機能としては面白いし、使い勝手は間違いなく良いだろう。子育てファミリーにはオススメするし、そうでなければ元のリアシートアレンジ(5:5分割で前後に190mmスライド&3段階リクライニング機構など)も優れており、さらに後席足元の広さも拡大されたのでこれでも十分過ぎるほどだ。ここはユーザーニーズに合わせて選ぶことをオススメする。
冒頭で「ヒット曲の次作はヒットしづらい」と書いたが、N-BOXに関してはそれは当てはまらないだろう。先進安全装備の標準装備化で最も低価格なグレードでも130万円(税込)を超えてしまったが、使い勝手や走り、何よりも車両そのものが大きくレベルアップしてコストパフォーマンスが高まったことで、新しい「N-BOX神話」が始まりそうだ。
プラスαの話だが、2018年春にはこの優れたプラットフォームを活用して介護だけでなく趣味にも使えるスロープ仕様も登場するとのこと。NシリーズにはすでにN-BOX+があるが、これよりも操作性が向上するとのことでこちらにも注目である。
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