新型ミライースは街中スペシャルに照準を合わせたベーシック軽に進化した
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:望月 浩彦
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基本となる乗り心地も“街中スペシャリスト”的な割り切りが伝わる仕上がりだ。基本的に軽量なクルマは街中での乗り心地が悪い。路面の凸凹を足回りが吸収する前に、クfルマごと跳ねあげられてしまう頻度が高いからだが、それを改善するには足回りをかなり柔らかめに設定したい。しかし、そうなると高速道路では直進安定性が不足する。
ミライースの足回りはかなり柔らかく、低速走行時の路面の凸凹でも的確に衝撃を吸収してくれる。大きめの凸凹になると多少はクルマごと跳ねあげられるし、突き上げ音も車内に響くが、軽自動車としてはかなり低く仕上がっている。
逆にスタビライザーなどクルマの姿勢変化を抑え込むアイテムは、重量もコストもかさむので採用していない。高速走行や横風を受けた際、またカーブをラフなハンドル操作で曲がろうとした時など、イメージ通りに曲がらず、グラッとしやすい。軽量になった分だけ交差点や低速でカーブを曲がる際に軽快さを感じるが、それを活かしてスポーティに走りたい…という要求にまでは応じてくれない。このあたりに“街中スペシャリスト”的な割り切りが出ているわけだ。
ミライースのようなベーシックな軽自動車にスポーティな走りを求める人がいるかは未知数だが、参考までに書いておくと、同じ14インチでも「X」グレードのスチールホイール+樹脂キャップよりも、「G」グレードのアルミホイールの方がやや振動の収束が良く、ハンドルの応答も良い。また、極低速でしか走らないというなら13インチはさらに乗り心地が良く、逆に速度が上がると14インチよりもブルブルとした振動が大きく、快適性が犠牲になっていた。
単独試乗より後席に人を乗せるような多人数のほうが車体がドシッとして安定感が上がり、乗り心地にもしっとり感が出ていたから、ふだんから乗り心地を重視するなら、燃費は犠牲になるだろうが荷室や後席に常時荷物を積んでおく手もあるだろう。
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