新型ミライースは街中スペシャルに照準を合わせたベーシック軽に進化した
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:望月 浩彦 1
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2代目となる新型「ミライース」こそ、今の時代に即した軽自動車本来の姿なのかもしれないと、その完成度を前にして応援したくなった。
2011年に登場した初代ミライースは、電気自動車やハイブリッド車などの高価な次世代アイテムを使って燃費を向上させるエコカーが続々と登場するなか、良いものを安く提供する「良品廉価」をキーワードに、既存のガソリンエンジンの効率を磨いた第3のエコカーを前面に押し出して登場した。
公共交通機関で日常生活できる都心部では、クルマは趣味的要素や贅沢品という傾向があるが、郊外になるほどにクルマは移動手段という生活必需品になる。そこでは車両価格や、燃費を含めた維持費を如何に抑えるかが最大の関心事。初代モデルはその経済性で、時代の要求を的確に射抜いてスマッシュヒットした。
2代目開発にあたっても、根幹に流れる開発陣のコンセプトは同様。クルマを生活必需品とする人々に寄り添い、開発者が自らの足で市場の要求を探り、辿り着いたのが「新みんなのエコカー」という、電気自動車やハイブリッド車の代わりではなく、経済性に優れた生活必需品として最適なクルマを造るコンセプトだ。初代ミライースでも十分に実燃費が良かったこともあり、市場調査では思いのほか燃費向上に対する要求は強くなく、デザインや安全性、加速力などへの要求が強かったという。
試乗を終えた率直な感想は、この潔いまでの割り切りこそ、生活必需品としての軽自動車には必要だということだ。その割り切りについては、このあと解説していきたい。
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