新型ミライースは街中スペシャルに照準を合わせたベーシック軽に進化した
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:望月 浩彦
新型ミライースは車両重量の1割以上に相当する80kgの軽量化を実現。すでに吸音材などを減らしていた先代モデルに対しての80kgは素晴らしい。結果、グレードにより異なるがFFモデルで650~670kgに収まっている。
その分燃費が良くなったと思いきや、カタログ燃費は先代モデル同様の35.2km/L(新開発13インチタイヤ装着グレード)。最初の割り切りがここで、軽くなった分を燃費ではなく、乗り味に充ててきた。具体的には加速性能で、確かに先代モデルはアクセルを踏んでも思うように加速しないシーンがあった。
停止状態からのスタートや追い越し加速をすれば明らかで、加速したいシーンで先代モデルのようなストレスがない。ライバルとなるスズキの「アルト」は加速の鋭さが特徴で、比べると新型ミライースはまだ穏やかではあるが、ワインディングなどに行かない、街中の使用が中心であれば十分な加速力を手に入れている。
静かさも特徴。先代モデルでは軽量化のために吸音材などを省いていたので、タイヤノイズや突き上げ音などが車内に反響するのは仕方ないという諦めムードもあったが、軽量高剛性なボディ「Dモノコック」の効果か、突き上げ音を含めたノイズの残音感が抑えられている。ライバルのアルトは加速が鋭い反面、エンジン音が唸る感じがあるが、ミライースではエンジン音も穏やかで、程よい加速力とあわせ、住宅街などストップ&ゴーの頻度が高い環境を穏やかに走れる印象がある。全てを求めることが難しいコスト制約の中で、街中での使用という特定環境に照準を合わせて仕上げていることがハッキリと伝わってくる。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
衝撃! ”空力の鬼才”エイドリアン・ニューウェイがレッドブル離脱か
インディカー初参戦のテオ・プルシェールが次戦も続投へ。「彼の戦い方に感銘を受けた」とチーム代表
粉っぽい空気に要注意!! クルマの健康寿命を縮める[粉]の正体と対処法
カブト、新グラフィックモデル『KAMUI-3 RIDGE』を追加。2024年4月から発売
ニッサン・フォーミュラE、伝統のモナコへ。連続する好成績に「チームの士気は高い」と監督も期待
変なあだ名のクルマと言わないで! あだ名は[愛されキャラ]の証なんです
メルセデスの「SL」の始祖は「300SL」だった。ル・マン24時間でも優勝したアイコンはなぜ生まれ、どのように発展したのでしょうか?
「4EVER Untamed」のキャッチを掲げた第6世代の新型トヨタ・4ランナーが米国デビュー
フォルクスワーゲン「ポロGTI」誕生25周年!記念モデルを227台限定で発売
ヒョンデ 新型高性能EV「アイオニック5N」発売!50台限定の特別仕様⾞も設定
日産 コネクテッドサービス「ニッサンコネクト」が進化!アプリから操作できる機能が倍増
メルセデス・ベンツ 「GLCクーペ」PHEVモデル登場!電気モーターのみで118キロ走行可
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う
ホンダのお手頃SUV「WR-V」が絶好調。一番人気は中間グレード「Z」、色はプラチナホワイト
走り特化型の新生「カイエンGTS」発売。パワー増でついに500ps、0-100加速4.4秒へ
ノアヴォクじゃないのが欲しい? トヨタの“隠し玉”キャンプワゴン「クロスバン」の楽し過ぎる中身