新型パナメーラに試乗。「ターボ」と「4S」、それぞれの走り味に迫る
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ポルシェジャパン
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ポルシェジャパン
新型ポルシェ パナメーラの国際試乗会は、ドイツ・ミュンヘン空港のターミナル間にある広場に設けられた特設会場を拠点に行なわれた。たくさんの人が行き交う中に新しいパナメーラがずらりと並べられた様は、まさに圧巻。試乗に向かう際にも、熱い視線に晒された中で発進させることとなった。
外の光の下で見たそのフォルムは、ひと目でパナメーラと解るアイデンティティを備える一方、間違いなくスタイリッシュさを増している。とりわけ911のそれと似た輪郭を描くようになったサイドウインドウ、そしてルーフからリアエンドにかけての造形が、スポーティさを際立たせている。それに較べるとフロントは、特に強い陽光の下では、やや平板に映らなくもない。似合うのは陰影がしっかりと出る、濃色系のボディカラーではないかと思う。
何しろ最大で21インチのタイヤ/ホイールを履き、オーバーハングが短縮されているだけに、遠目にはコンパクトにすら思えるが、たまたま隣に先代パナメーラが並んだ時には、逆に実際以上にワイドに見えて驚かされた。見慣れた日本の街中で、一体どんな表情を見せるのかは、今から興味深いところだ。
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