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新型パナメーラに試乗。「ターボ」と「4S」、それぞれの走り味に迫る

ハイテク化されたインテリアには弊害も

インテリアは最新のハイテクを随所に盛り込みつつ、一方でポルシェの文法をしっかりと踏襲したデザインとされている。メーターナセル内の5連メーターのうち、アナログ計は中央の回転計だけで、その左右には実は7インチのTFTモニターが据えられている。必要に応じてアナログ計的にも、各種情報の表示にも、あるいはナビゲーションの地図表示にもと、様々なコンテンツが映し出される。

更に、ダッシュボード中央には12.3インチの大型タッチスクリーンが陣取る。また、センターコンソールには静電タッチ式のスイッチが設えられている。ずらりメカニカルスイッチが並んでいた先代に較べれば、雰囲気が格段に洗練されたのは間違いない。

難点は、階層構造のメニューは覚えるのに時間と慣れが必要なこと。また、エアベントの開閉、ルーバーの向きを変えるのまで画面から操作しなければいけないのはやり過ぎだろう。手で操作した方が、よほど早いのに。この辺り、機能と使い勝手のうまい落とし所に到達するまでには、少しの時間が必要だろう。

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