レヴォーグ・プロトに試乗。気になる走りは?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
まずは1.6Lエンジンを積む「1.6GT-S アイサイト」でレヴォーグ初体験。インプレッサのモノコックがベースとなっているが、ワゴン化に際し、またインプレッサよりもハイパワーのエンジンを搭載するにあたり、何箇所もの部分に補強が加えられた。走り始めた瞬間からボディ剛性感の高さを感じることができる。高級感、いいもの感がインプレッサとは別モノだ。
1.6Lの直噴4気筒ターボのパワースペックは、最高出力170ps/4800-5600rpm、最大トルク25.5kg-m/1800-4800rpm。欧州ではダウンサイジングしていないクルマは時代遅れと言わんばかりに、どのブランドもこぞって排気量の小さい3~4気筒+過給器を積むが、日本車でダウンサイジング・コンセプトを採用した例は珍しい。「従来の2.5Lの自然吸気がダメというわけではありませんが、“スポーツツアラー”を目指したレヴォーグにふさわしいのはパワーがあって、一方で燃費も稼ぐことができ、その気になれば無給油で1000kmを走破できるような性能。その結果、ダウンサイジングコンセプトとなりました」とは、エンジン設計部主査の佐々木礼さん。
2.0Lに試乗する前の段階では、レヴォーグにはこの1.6Lだけで十分だと思った。下から上まですっきりスムーズにストレスなく回り、低回転からしっかりとトルクが立ち上がり、力強くクルマを前へ進めてくれる。一般的にスポーティな走りになじまないとされるCVTではあるが、チューニング次第で十分にスポーティになることをスバルは教えてくれた。ドライバーの意志がどうあれ、とにかくエンジンの回転数を最大トルク付近にとどめるのがCVTという印象をもつ読者も多いと思うが、スバルは自らのCVTを「リニアトロニック」と呼ぶだけあって、よくできたデュアルクラッチ・トランスミッションと比べても、ダイレクト感も加速感も劣っていない。今までCVTってだけで一段下に見てしまってごめんなさい。
スバルの「パワーを追い求めながら効率や経済性も追求した」という謳い文句に嘘はなく、1.6Lはなんとレギュラー仕様。同程度のパワースペックをもつ欧州のライバルは軒並みハイオク仕様だ。カタログ燃費を稼ぎたいならハイオク仕様のほうが有利なはずだが、そのあたりはまじめなスバルらしい。JC08モード燃費は17.4~16.0km/Lとなる。
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