卵の殻が引っ掻き材!? ファルケンエスピアEPZ
掲載 更新 carview! 文:斎藤 聡
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ファルケン・エスピアEPZは、「卵の殻」を引っ掻き素材として使ったユニークなスタッドレスタイヤだ。天然素材である卵の殻は環境に優しいという点でECOに合致した素材。しかも、殻には雛(ひな)の呼吸を助けるためにミクロの穴が無数にあいており、これを引っ掻き材として使ったときには優れた吸水性を発揮するのだという。さらに、殻は氷よりも硬くアスファルトよりも柔らかい格好の引っ掻き素材。そんな理由からファルケンではスタッドレスタイヤに卵の殻を採用している。
トレッドデザインにも特長がある。タイヤの中央部のブロックは密度が高く並べられており、両サイドは溝が太くブロック一つ一つが独立した格好になっている。ファルケンでは「ダブルフェースパターン」と呼んでおり、この独特のトレッドデザインにより氷上性能と雪上性能を両立させているのだという。
氷は接地面積の広さがグリップ性能に大きく影響し、雪上性能は雪を踏み締め蹴りだす力が主にグリップ性能を作り出す。それをそのままトレッドデザインにしたというわけだ。
また、タイヤのブロックに刻まれた極細溝=サイプは、「キャニオンサイプ」と呼ばれる3D加工が施されており、立体的に折れ曲がったサイプが隣り通しのブロックを支え合い、ブロックの倒れ込みを少なくするとともに接地面も平らに接地させる効果を持っている。
さらに、もうひとつ興味深いのが、ファルケン得意の「メインテインアクション」をこのタイヤにも採用していること。メインテインアクションは、トレッドゴムの内部に硬化抑制剤を含んだリザーバートレッドを配置して、これがじわじわとトレッド表面に染みていくことでタイヤの硬化を抑え長く柔軟なゴム質をキープしてくれる。つまり2年、3年と使ってもゴムが劣化≒性能劣化しにくいというもの。長く性能が持続するので、ユーザーにとってありがたいし、環境にとっても優しいタイヤということなのだ。
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