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フォレスターが大胆変身 新シャシーで快適性向上

SUVらしさを前面に出した理由とは?

SUVとしては低めの全高とボクシーなデザインが特徴だったスバル・フォレスター。見方によっては“中途半端”なのかもしれないが、その絶妙な中途半端加減がこのクルマの個性だったのも事実で、1997年に生まれた初代、2002年登場の2代目はともに、ステーションワゴンよりアクティブで、SUVよりもスポーティな「クロスオーバー」として、異彩を放ってきた。

クロスオーバーといえば、このカテゴリーの草分け的存在として知られるレガシィ・アウトバックの名がすぐに頭に浮かぶ。フォレスターとは雰囲気こそ違うものの、両者の位置づけは近いところにあり、差別化は難しくなっていた。

そこでスバルは、クロスオーバーのマーケットをレガシィ・アウトバックに任せる一方、フォレスターはモデルチェンジを機に、SUVらしさを前面に出したクルマへと変身させたのである。

そのあまりの変貌ぶりは見事なほどで、“六連星(むつらぼし)”のバッジを外したら、どれだけの人が、このクルマがフォレスターのニューモデルであることに気づくことか。旧型に比べルーフレールのないモデルで85mm、ルーフレール付きなら110mmも全高はアップし、角の取れたエクステリアを身にまとうのだから無理もない。

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