下田紗弥加の次なる挑戦は「峠×ドリフト」。日本から世界へ発信する新たなドリフト競技「DANGER ZONE」が始動
掲載 更新 carview! 文:編集部 26
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ーードリフト競技の国内トップカテゴリー「D1GP」に、2022年、2023年シーズンとフル参戦し絶大な人気を誇った下田紗弥加選手。そんな彼女が今期は新たなドリフト競技「DANGER ZONE(デンジャーゾーン)」に挑戦するという。その詳細を、下田選手と、イベントを主催するマーキュリーエンタープライズ(以下マーキュリー)の佐藤謙氏に聞いた。
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日本で生まれた「ドリフト」というモータースポーツ。
峠の走り屋をルーツに持つアンダーグラウンドな“遊戯”が、サーキットでドライバー同士が腕を競う“競技”として発展。いまでは世界的人気を誇るモータースポーツのいちジャンルとして認知された。F1ドライバーのエステバン・オコン選手も「いつか筑波でドリフトをしてみたい」と公言するほどいまではメジャーな存在となっている。
競技化が進むことで、ドライバーのレベルは上がり大会数などが増えたものの、日本のトップカテゴリーである「D1GP」や「Formula Drift Japan(FDJ)」のマシンは勝つためにどんどんと先鋭化。
その結果、マシンの制作費は数千万円にも上り、スポンサーが少ない若手ドライバーはもちろん、トップドライバーですら、ほんの1つのボタンの掛け違いで活躍の場を失ってしまう事態となっている。ドリフトが競技として発展する弊害として、現状のルールでは勝てるマシンを持たないドライバーは、テクニック以前に大会を満足に戦うことすらできないのだ。それはプライベーターとして戦う下田紗弥加選手とて例外ではない。
そんな現在のドリフトシーンに一石を投じようと、下田選手とマーキュリーが新たに立ち上げたドリフト競技大会が「DANGER ZONE(デンジャーゾーン)」だ。
コンセプトは「峠でだれが一番速くてカッコいいか」。ドリフト本来の魅力を追求した日本発の新たなエクストリームエンターテイメントが産声を上げる。
(次ページに続く)
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