新型ビートル、“ザ”が付いた理由とは?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
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「車名にはがっかりだよ~。てっきり“ニューニュービートル”になると思ってたのに(笑)」 試乗会で、ダジャレ好きの金子浩久さんがいきなり吐いた。うぅ、またですか…と思うと同時に、この一言がメチャクチャ本質を付いていることに気が付いた。そう、ニュービートルの2代目と言っていいこの新型。車名に“ザ”を使ったのは非常に意味深というか、意味が隠されているのだ。
俺みたいな英語ダメンズは見過ごしがちだが“ザ”は単なる飾りではない。音楽の「ザ・バンド」や「ザ・ビートルズ」もそうだが、「これぞ!」とか「あの!」という意味が含まれている。まさに“これぞビートル”であって、逆読みするとニュービートルがある種の一過性というか、勢いで生まれてしまったことへの反省が眠っているワケだ。
ちなみにドイツ語だとDasで、VWのブランドスローガン「Das Auto」は“これぞクルマ”や“まさにクルマ”。VWらしく非常に自負心に富んだ言葉だ。
今回の試乗会でも「前は女性にしか売れませんでした。特にアメリカでは」とグローバル広報担当は訴え、「今回はバウハウスデザインにしました」とデザイナーのレスマナさんは意気込んだ。確かに先代ニュービートルは売れた。ビックリするほど売れた。北米ではピークで年8万台! 日本は2年連続で約1万4000台!! 10年前は景気も多少良かったとはいえ、これは輸入車の奇跡とも言えるBMWのミニとほぼ同等かそれ以上。
それは小沢的にディズニーランドテイストと分析する玩具的デザインあってこそだが、その分無理があった。FF車のゴルフをベースにRR車のデザインを被せたため、運転席前のダッシュボードは机の様に長く、リアシートやトランクは狭くなり、VWが大事にする走り味も若干ブカブカ気味。その分カッコは良かった。サイコーにキュートだった。でもクルマとしてあまり完璧でない事実は頑固なVW系ドイツ人(そんなのいるかな?)には耐えられなかったのだ…たぶんね(笑)
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